かほくざんしょう (華北山椒) 

学名  Zanthoxylum bungeanum (Z. bungei, Z. fraxinoides)
日本名  カホクザンショウ
科名(日本名)  ミカン科
  日本語別名  カショウ 
漢名  花椒(カショウ,huājiāo)
科名(漢名)  芸香(ウンコウ,yúnxiāng)科
  漢語別名  椒(ショウ,jiāo)、大椒、蜀椒(ショクショウ,shŭjiāo)、秦椒
英名  
2008/04/17 薬用植物園
2024/04/19 同上
2008/05/04 同上

2007/06/20 同上
2008/07/21 同上
2006/10/28 同上
2006/11/04 同上
2023/11/09 同上 

 サンショウ属 Zanthoxulum(花椒 huājiāo 屬)については、サンショウ属を見よ。
 漢名のは、刺激的な味のする実をつける植物の総称、たんに椒という場合は本種を指す。
 漢土の、北は遼寧から南は五嶺北斜面まで、東は江蘇・浙江から西はチベット東南部まで分布。
 中国では、サンショウ属 Zanthoxulum(花椒屬)の植物のうち、カホクザンショウなどの果皮を花椒(カショウ,huājiāo)、種子を椒目(ショウモク,jiāomù)と呼び、それぞれ薬用にする(〇印は正品)。『全國中草藥匯編 上』pp.447-448 『(修訂) 中葯志』III/365-373

   フユザンショウ Z. armatum(Z.planispinum;竹葉椒・秦椒)
   Z. avicennae(Fagara avicennae;簕欓・勒欓・犬花椒・鷹不泊・鳥不宿)
  〇カホクザンショウ Z. bungeanum(椒・花椒・申椒・川椒・蜀椒)
  〇イヌザンショウ Z. schinifolium(靑椒)
   トウザンショウ Z. simulans(Z.setosum, Z.coreanum; 野花椒・柄果花椒・刺花椒)


 なお、椒目の名は、その種子が黒くつやがあることから、目という。
 果実を調味料とし、芳香油を採る。
 中国料理の代表的な香辛料として、花椒・八角
(ダイウイキョウ・トウシキミ) Illicium verum・桂皮(トンキンニッケイ) Cinnamomum cassia・丁香(チョウジ) Syzygium aromaticum・茴香(ウイキョウ) Foeniculum vulgare を五香(ゴコウ,wuxiang)と称する。
 賈思勰『斉民要術』(530-550)巻4に「種椒」が載る。

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