くろもじ (黒文字) 

学名  Lindera unbellata (=Benzoin unbellatum)
日本名  クロモジ
科名(日本名)  クスノキ科
  日本語別名  ネソ
漢名  大葉釣樟(タイヨウチョウショウ,dayediaozhang)
科名(漢名)  樟科
  漢語別名  釣樟・烏樟、枕木(チンボク,chenmu)、緑葉甘橿(リョクヨウカンキョウ,lüyeganjiang)、小葉甘橿(ショウヨウカンキョウ,xiaoyeganjiang)、棆(リン,lun)、小丁黃、野樟樹、光狗棍
英名  Benzoin
2007/02/08 神代植物公園 2006/03/11 神代植物公園
2006/03/21 同上
2007/03/29 同上
2007/05/12 同上 2007/06/02 同左
2006/08/13 同上
2006/10/19 神代植物公園
2006/12/03 同上
2008/04/29 神代植物公園


 クロモジ属 Lindera(釣樟屬)の植物には、クロモジ節に約100種、シロモジ節にシロモジ・アブラチャンの2種がある。

   テンダイウヤク L. aggregata(L.strychnifolia;烏藥・天台烏藥)
        
『中国本草図録』Ⅰ/0077
   L. angustifolia(狹葉山胡椒・見風消・水牛筋)
   L. chunii(鼎湖釣樟)
   アオモジ L. citriodora
   ホンバヤマコウバシ
(タイワンコウバシ) L. communis(香葉樹・大香葉子樹・小粘葉・内苳子)
        
 『雲南の植物Ⅱ』49・『中国本草図録』Ⅷ/3583
     オキナワコウバシ var. okinawensis
   カナクギノキ L. erythrocarpa(紅果釣樟・紅果山胡椒)
   L. fragrans(香葉子・小葉香葉樹)
   L. fruticosa(Litsea fruticosa;綠葉甘橿)
   ヤマコウバシ L. glauca(山胡椒・牛筋樹)
   L. kariensis(更里山胡椒)
 『雲南の植物Ⅰ』56
   ヒメクロモジ L. lancea(L.umbellata var.lancea)
   L. megaphylla(黑殼楠)
   L. metcalfiana(L.dictyophylla;網葉山胡椒・網葉釣樟)
   L. moupinesis var. szechuanica(四川木橿子)
 『中国本草図録』Ⅵ/2613
   L. nacusua(絨毛山胡椒)
 『雲南の植物Ⅱ』50
   ダンコウバイ L. obtusiloba(L.cercidifolia;三椏烏藥)
   アブラチャン L. praecox(=Parabenzoin praecox)
   L. prattii(峨嵋釣樟)
   L. pulcherrima
     var. attenuata(香粉葉)
     var. hemsleyana(川釣樟) 『中国本草図録』Ⅹ/4609
   L. reflexa(山橿・野樟)
 『中国本草図録』Ⅵ/2612
   ケクロモジ L. sericea
     ウスゲクロモジ var. glabrata(L.subsericea)
   L. setchuensis(四川釣樟・四川山胡椒・石楨楠根)
 『中国本草図録』Ⅳ/1642
   L. thomsonii(三股筋香・大香果) 『雲南の植物Ⅲ』46・『中国本草図録』Ⅶ/3124
   L. tonkiensis(假桂釣樟・河内釣樟)
     var. subsessilis(無梗假桂釣樟)
   シロモジ L. triloba(=Parabenzoin trilobum)
   クロモジ L. umbellata(大葉釣樟)
     オオバクロモジ var. membranacea 


 クロモジ属は、もと Benzoin と称せられ、アブラチャンシロモジには 別にシロモジ属 Parabenzoin(假山胡椒屬)が立てられていた。
 いまでは、両者とも Lindera に移されているというが、Lindera と Parabenzoin 二つを立てることも多いようだ。
 クスノキ科 Lauraceae(樟科)については、クスノキ科を見よ。
 和名は、樹皮の上の黒い文様を文字に見立てて。
 ネソについては、マンサクを見よ。
 漢名では、タブノキにも釣樟・烏樟の称がある。
 属名 Lindera は、スウェーデンの植物学者 J. Linder(-1723)に因む。
 英名 benzoin は、クロモジ属の芳香性灌木の総称。語源については、安息香を見よ。
 日本の北海道渡島半島・本州・四国、中国の暖帯・温帯に分布。
 雌雄異株。
 中国では、根皮を釣樟根皮と呼び、材を枕材と呼び、薬用にする。
 枝葉からクロモジ油を採って香料とし、石鹸の香付けなどに用いる。
 また、樹皮の芳香を利用して、皮付きのまま割って 爪楊枝を作る。
 『花壇地錦抄』(1695)巻三「山椒(さんせう)るひ」に、「くろもじ 葉 ゑの木のごとく、木靑シ。やうじにつかふ くろもじ也」と。


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