まつぶさ (松房) 

学名  Schisandra nigra (S. repanda)
日本名  マツブサ
科名(日本名)  マツブサ科
  日本語別名  ウシブドウ(牛葡萄)
漢名  
科名(漢名)  
  漢語別名  
英名  
2007/04/06 薬用植物園

2007/04/19 薬用植物園

2006/05/06 薬用植物園

2006/12/14 同上

 被子植物の分類については、被子植物 Angiospermae を見よ。
 マツブサ科 Schisandraceae(五味子 wŭwèizĭ 科)には、3属73種がある。
   シキミ属 Illicium(八角屬)
   サネカズラ属 Kadsura(冷飯藤屬)
   マツブサ属 Schisandra(五味子屬・北五味子屬) 
 マツブサ属 Schisandra(五味子 wŭwèizĭ 屬)には、約25種がある。

   アリサンマツブサ S. arisanensis(阿里山五味子・臺灣五味子)
 臺灣産
   S. axillaris(腋生五味子)
   S. bicolor(二色五味子・两色五味子・二色内風消)
   チョウセンゴミシ S. chinensis(五味子・北五味子)
   S. glaucescens(灰五味子・五味藤・粉背北五味・花血藤)
   S. grandiflora(大花五味子・紅花五味子)
   S. henryi(稜枝五味子・翼梗五味子・黃皮血藤) 『雲南の植物Ⅲ』43・『中国本草図録』Ⅹ/4604
         
『全國中草藥匯編 上』p.151
     var. yunnanensis(雲南五味子・吊吊果・山花椒)
        
 『雲南の植物Ⅲ』43・『中国本草図録』Ⅵ/2610
   S. incarnata(興山五味子)
   S. lancifolia(披針葉五味子・狹葉五味子・長葉五味子・香石藤・小密細藤・小血藤)
   S. micrantha(小花五味子)
根を薬用 『全國中草藥匯編 上』pp.92-93
   S. neglecta(滇藏五味子)
 『中国本草図録』Ⅴ/2104
   マツブサ S. nigra(S.repanda)
   S. propinqua(合蕊五味子・蒙自五味子)
     var. chinensis(var.sinensis;中華五味子・鐵箍散・小血藤)
        
 『中国本草図録』Ⅴ/2105 『全国中草葯匯編』上/704-705
     var. intermedia(合蕊五味子・蒙自五味子・黃龍藤) 『全国中草葯匯編』上/704-705
   S. pubescens(毛葉五味子・柔毛合蕊五味子・蒙自五味子)
   S. rubriflora(滇五味・過山龍・紅花五味子)
 『中国本草図録』Ⅴ/2106
   S. sphaerandra(圓葯五味子・珠蕊五味子・小葉興山五味子・華中五味子)
        
 『中国本草図録』Ⅴ/2107・『雲南の植物Ⅰ』55・『全國中草藥匯編 上』p.151
   S. sphenanthera(華中五味子・南五味子・香蘇・紅鈴子)
        
 『中国本草図録』Ⅶ/3121、『中草薬現代研究』Ⅰp.350
        
江蘇・浙江・江西・湖北・河南・陝甘・四川・貴州・雲南産
   S. viridis(綠葉五味子・過山風) 『中国本草図録』Ⅹ/4605 
 
 和名は、実が房になり、蔓を傷つけるとマツの香りがすることから。
 『大和本草』に、「松房(マツフサ)」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』14(1806)五味子の条に、「一種マツフサト云アリ、一名ヤハラヅル ウシブドウ マツブドウ モチカヅラ
泉州 ヤハラカヅラ同上 フタカヅラ熊野」と。
 北海道・本州・四国・九州・朝鮮(南部)に分布。
 実は食える。
 『大和本草』松房に、「牙枝(ヤウジ)トシテ牙齒ヲ堅クスト云 〇凡草木ノ牙枝(ヤウジ)トスヘキ物、楊柳白楊(ハコヤナキ)、松房、油松(コエマツ)、檜心(ヒデ)、黑モジ、鳥ノ■{翅扁に戈}」ノ莖、桃木等也と。なお、「ひで」は松の根株、■{翅扁に戈}(ヨク,yì)は翼(ヨク,yì)。 



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