とうだいぐさ (燈臺草・灯台草) 

学名  Euphorbia helioscopia
日本名  トウダイグサ
科名(日本名)  トウダイグサ科
  日本語別名  スズフリバナ
漢名  澤漆(タクシツ,zeqi)
科名(漢名)  大戟(タイゲキ,daji)科
  漢語別名  五朶雲(ゴダウン,wuduoyun)、五風草(ゴフウソウ,wufengcao)、猫兒眼睛草(ビョウジガンセイソウ,miao'eryanjingcao)
英名  Sun spurge, Wartweed
2010/05/04 上田市


 トウダイグサ科 EUPHORBIACEAE(大戟科)には、次のような属がある。『週刊朝日百科 植物の世界』4-38

   エノキグサ属 Acalypha(鐵莧菜屬)
   Actephila(喜光花屬)
   Agyneja(艾菫屬)
   アミガサギリ属 Alchornea(山麻杆屬)
   アブラギリ属 Aleurites(油桐屬)
   Andrachne(雀兒舌頭屬)
   ヤマヒハツ属 Antidesma(五月茶屬)
     
ヤマヒハツ科 STILANGINACEAE として独立して扱うことがある
   Aporosa(銀柴屬)
   Baccaurea(木奶果屬)
   Baliospermum(斑籽屬)
   アカギ属 Bischofia(重陽木屬)
 アカギ科 BISCHOFIACEAE として独立して扱うことがある
   Blachia(留萼木屬)
   タカサゴコバンノキ属
(オオシマコバンノキ属) Breynia(山漆莖屬)
   マルヤマカンコノキ属
(カンコモドキ属) Bridelia(土密樹屬)
   Cladogynos(枝實屬)
   セキモンノキ属 Claoxylon(白桐樹屬)
   Cleidion(克來當屬)
   Cleistanthus(閉花木屬)
   Cnesmone(粗毛藤屬)
   Codiaeum(變葉木屬)
   ハズ属 Croton(巴豆屬)
     グミモドキ C. cascarilloides
     ハズ C. tiglium(巴豆・猛子仁・魚毒木・江子・巴果・川巴・鑾豆・紅子仁・
        貢仔・雙眼龍)
『中薬志Ⅱ』pp.59-60
   Dimorphocalyx(異萼木屬)
   エノキフジ属 Discocleidion(假奓包葉屬)
   ハツバキ属 Drypetes(核實屬)
   Endospermum(黄桐屬)
   Epiprinus(鱗萼木屬)
   Erismanthus(軸花木屬)
   トウダイグサ属 Euphorbia(大戟屬)
   セイシボク属 Excoecaria(土沈香屬)
   Gelonium(白樹屬)
   カンコノキ属 Glochidion(算盤子屬)
   パラゴムノキ属 Hevea(橡膠樹屬)
   Homalanthus(同花屬)
   Homonoia(水柳仔屬)
   ナンヨウアブラギリ属 Jatropha(麻風樹屬)
   オオバギ属 Macaranga(血桐屬)
   アカメガシワ属 Mallotus(野桐屬)
   キャッサバ属 Manihot(木薯屬)
   アカハダコバンノキ属 Margaritaria
   ヤンバルアカメガシワ属 Melanolepis(墨鱗屬)
   ヤマアイ属 Mercurialis(山靛屬)
   Microdesmia(小盤木屬)
   Ostodes(葉輪木屬)
   コミカンソウ属 Phyllanthus(油柑屬)
   Poilaniella(五蕊木屬)
   トウゴマ属 Ricinus(箆麻屬)
   シラキ属 Sapium(烏桕屬)
   アマメシバ属 Sauropus(守宮木屬)
   Sebastiania(地楊桃屬)
   ヒトツバハギ属 Securinega(一葉萩屬)
   Speranskia(地構葉屬)
     S. tuberculata(地構葉・透骨草)
『中薬志Ⅲ』pp.192-202
   Strophioblachia(宿萼木屬)
   Tragia(刺痒藤屬)
   Trewia(滑桃樹屬)
   Trigonostemon(三寶木屬) 
 トウダイグサ属 Euphorbia(大戟屬)の植物には、東アジアに次のようなものが自生する。
   ノウルシ E. adenochlora
   サボテンタイゲキ
(フクロギ) E. antiquorum(金剛纂・金剛樹・火殃◆{竹冠に勒}
        霸王鞭・龍骨樹・肉麒麟)
 『中国本草図録』Ⅴ/2183
   ハマタイゲキ E. atoto(濱大戟)
   E. bulleyana(雪山大戟)
『雲南の植物Ⅰ』120・『雲南の植物』136
   ハイニシキソウ E. chamaesyce(E.prostrata, Chamesyce prostrata)
 アメリカ原産 
   スナジタイゲキ E. chamissonis
   E. chrysocoma(水黄花・下奶藤・拓金盤)
 『雲南の植物Ⅱ』105
   ショウジョウソウ E. cyathophora(E.heterophylla,
        E.heterophylla var.cyathophora;一品紅・猩猩草・葉象花;
        E.Various leaved spurge,Painted spurge,etc.) アメリカ(USA中部
         乃至ベネズエラ)原産。ショウジョウソウとショウジョウソウモドキの
        
学名について、ショウジョウソウを見よ。
   マツバトウダイ E. cyparissias(E.Cypress spurge,Graveyard spurge)
         
西アジア・ヨーロッパ原産 
   E. ebiacteolata(月腺大戟・狼毒)
中国産 
   マルミノウルシ
(ベニタイゲキ) E. ebracteolata(月腺大戟・白狼毒)
   E. erythraea(三朶雲・鐵筷子・通大海)
   E. esula(乳漿大戟・爛疤眼) 
『中国本草図録』Ⅴ/2184・『中国雑草原色図鑑』127
     ハギクソウ var. nakaii(E.octoradiata)
   ヒロハタイゲキ E. fischeriana(E.pallasii;狼毒大戟・狼毒疙瘩・狼毒・
        白狼毒・貓眼根)『中薬志Ⅰ』pp.388-393、『中国本草図録』Ⅰ/0163
        『中国雑草原色図鑑』126。『倭名類聚抄』狼毒に和名夜末久佐と。
   キダチタイゲキ E. formosana(大甲草)
臺灣産
   E. griffithii
『原色高山植物大図鑑』394
   トウダイグサ
(スズフリバナ) E. helioscopia(澤漆・五朶雲・五風草・猫眼草・
        燈臺草・倒毒傘・爛腸草・綠葉綠花草・五點草)
 『中国雑草原色図鑑』127
   ショウジョウソウモドキ E. heterophylla(Poinsettia heterophylla)
        熱帯・亜熱帯アメリカ原産。ショウジョウソウとショウジョウソウモドキの
        
 学名について、ショウジョウソウを見よ。
   E. hirta → E. pilulifera
   E. humifusa 
     var. humifusa
ヨーロッパ産 
     ニシキソウ
(チゝグサ・アカクサ・トウアミソウ) var. pseudochamaesyce(地錦
        紅絲草・奶疳草・奶漿草・鋪地錦・鋪地紅・血見愁・臥蛋草・雀兒臥蛋・
        小蟲兒臥蛋) 東アジア産。
        
『中国本草図録』Ⅰ/0164・中国雑草原色図鑑』129、本草綱目啓蒙16/424 
     var. pilosa(毛地錦)
   E. hylonoma(震天雷・湖北大戟・九牛七)
 『中国本草図録』Ⅳ/1723
   オトギリバニシキハソウ E. hypericifolia(Chamesyce hypericifolia)
         『中国本草図録』Ⅹ/4697
   E. hyppocrepica(牛奶漿草・見氣消・柳州七・鬼打傘・搜山虎・鐵涼傘)
   セイタカオオニシキソウ E. hyssoopifolia(Chamaesyce hyssopifolia)
   E. indica(通奶草)
   イワタイゲキ E. jolkinii
   E. kaleniozenkii(窄葉大戟)
   E. kansui(甘遂・猫兒眼)
 『中国本草図録』Ⅵ/2703・『中薬志Ⅰ』pp.138-141
   ホルトソウ E. lathyris(續隨子・千金子・小巴豆・打鼓子・一把傘・看園老;
        E.Caper spurge)
   リュウキュウタイゲキ
(コバノニシキソウ) E. liukiuensis
   E. lunulata(猫眼草・打碗棵・猫眼棵・猫兒眼)
        
『中国本草図録』Ⅱ/0663、『中草薬現代研究』Ⅰp.114
   コバノニシキソウ E. makinoi(Chamaesyce makinoi)
 中国(南部)・臺灣・フィリピンに分布
   E. mandshurica(東北大戟)
 『中国本草図録』Ⅴ/2185
   ハツユキソウ E. marginata(銀邊翠・高山積雪)
   E. micractina(疣果大戟) 『中国本草図録』Ⅷ/3680
   ハナキリン E. milli(虎刺梅・鐵海棠・麒麟花・老虎{竹冠に勒})
   E. nematocypha(大狼毒) 
『雲南の植物Ⅰ』118・『雲南の植物』134・『中国本草図録』Ⅷ/3681
   オオニシキソウ E. nutans(E.maculata,Chamaesyce nutans;E.Eyebane)
         北・中央アメリカ原産。『日本の帰化植物』によれば、E.maculata(C.maculata)は
        コニシキソウであり、世界中でオオニシキソウに対して用いているのは誤り。
   タカトウダイ E. pekinensis(大戟・京大戟・猫眼草・龍虎草・天平一枝香)
        
 『中国本草図録』Ⅵ/2704
     シナノタイゲキ var. sinanensis
     イブキタイゲキ var. ibukiensis
   チャボタイゲキ E. peplus(癬草・珠子草・水莖・豌豆仁草;E.Petty spurge)
         西アジア・ヨーロッパ・北アフリカ原産 
   シマニシキソウ
(タイワンニシキソウ) E. pilulifera(E.pilulifera var.hirta,
        E.hirta, Chamaesyce hirta;飛揚草・大乳汁草・節節花;
        E. Garden spurge) 熱帯アメリカ原産。
        『中国本草図録』Ⅳ/1722・『中国雑草原色図鑑』128
     テリハニシキソウ var. glaberrima
   E. pinus(土瓜狼毒)
   E. prolifera(小狼毒・土瓜狼毒)
 『雲南の植物Ⅱ』105・『中国本草図録』Ⅴ/2186
   ハイニシキソウ E. prostrata(Chamaesyce prostrata) アメリカ原産。
     『日本の帰化植物』によれば、しばしばE.chamaesyceの学名をあてるのは誤り。 
   ショウジョウソウモドキ E. prunifolia(E.Wild spurge)
   ポインセチア
(ショウジョウボク) E. pulcherrima(一品紅・猩猩木(和名から)
        老來嬌・葉象花・葉上花)
 メキシコ原産
   E. rothiana(貴州落地金錢)
   E. royleana(霸王鞭・刺金剛・金剛纂)
   E. savaryi(錐腺大戟) 
『中国本草図録』Ⅲ/1249
   センダイタイゲキ E. sendaica
     ムサシタイゲキ var. musashiensis
   ナツトウダイ E. sieboldiana(鈎腺大戟)
     ヒメナツトウダイ var. montana
     イズナツトウダイ var. idzuensis
     ナンゴクナツトウダイ var. ohsumiensis
   E. soongarica(準噶爾大戟)
   ボロジノニシキソウ
(オオアガリニシキソウ) E. sparrmanni
   E. stracheyi(高山大戟・一把香)
        
『雲南の植物』136・『中国本草図録』Ⅵ/2705・『週刊朝日百科 植物の世界』4-38
   コニシキソウ E. supina(E.maculata,Chamesyce maculata;斑地錦;
        E.Milk purslane)
 北・中央アメリカ原産。『中国雑草原色図鑑』129。
        『日本の帰化植物』によれば、E.maculata(C.maculata)はコニシキソウであり、
        
オオニシキソウに対して世界的に用いているのは誤り。
   イリオモテニシキソウ E. thymifolia(Chamaesyce thymifolia;
        千根草・小飛揚草・細葉飛揚草・小乳汁草・靑蠅翅;E.Common milkweed)
        
 『中国本草図録』Ⅰ/0167・『中国雑草原色図鑑』128
   E. tirucalli(綠玉樹・乳葱樹・白蟻樹・光棍樹)
 『中国本草図録』Ⅵ/2706
   E. tithymaloides(Pedilanthus tithymaloides;紅雀珊瑚)
   ハクサンタイゲキ E.togakusense
   ミヤコジマニシキソウ(アワユキニシキソウ) E. vachelli
   E. wallichii(大果大戟)
 『中国本草図録』Ⅴ/2187

 なお、ニシキソウ属 Chamaesyce を独立させることがある。
 和名は、形を灯台(昔の明りとり,灯明。海辺の灯台ではない)になぞらえて。
 漢名は、葉を摘むと白汁が有ることから(本草綱目)
 属名 Euphorbia は、モーリタニアのユバ王(middle 1c.B.C.)の侍医エウフォルボス Euphorbus に因む。
 広くユーラシアの暖温帯に分布。
 日本では本州・四国・九州に、中国では新疆・チベットを除く全国に分布する。
 全草を薬用にする。



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