あかめがしわ (赤芽柏) 

学名  Mallotus japonicus
日本名  アカメガシワ
科名(日本名)  トウダイグサ科
  日本語別名  ゴサイバ(御菜葉)、サイモリバ(菜盛葉)、ヒサギ(久木・楸)
漢名  野梧桐(ヤゴトウ,yewutong)
科名(漢名)  大戟(ダイゲキ,daji)科
  漢語別名  楸(シュウ,qiu)
英名  
2007/04/09 三芳町竹間沢 2008/04/24 入間市宮寺
2009/04/30 薬用植物園 2010/06/12 入間市宮寺

2007/06/30 文京区大塚(茗荷谷)

2006/08/02 三芳町竹間沢
2006/08/13 神代植物公園

2006/11/26 薬用植物園

 アカメガシワ属 Mallotus(野桐屬)には、次のようなものがある。
   ハクシュウ M. apelta(白背葉)
 『中国本草図録』T/0172
   M. barbatus(毛桐・黄花葉・紅紅婦娘木・紫糠木・圓鞋)
        
 『雲南の植物V』114・『中国本草図録』U/0669
   アカメガシワ M. japonicus(野梧桐)
   M. nepalensis(山桐子・毛桐・臭樟木・大馬桑葉)『雲南の植物V』115
   ウラジロアカメガシワ M. paniculatus(白楸)
   クスノハガシワ M. philippensis(粗糠柴・紅果果・香桂樹)
        
 『雲南の植物V』115・『中国本草図録』U0670
   M. repandus(石岩楓・黄豆樹・萬子藤) 
『中国本草図録』U0671
   M. tenuifolius(野桐・狗尾巴樹・黄栗樹)
 『中国本草図録』V/1251 
 トウダイグサ科 EUPHORBIACEAE(大戟科)については、トウダイグサ科を見よ。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』(1806)31梓に、「アヅサ和名鈔 アカメガシハ アカゞシハ ゴサイバ播州 アカゴサイバ筑前 シハギ河州 カハラシバ阿州 カハラガシ豫州 テウシノキ江州 アカベ同上 メコロビ若州 カヅ播州 ゴシヤバ城州白川 アカゞヂ同上加茂 カイバ長州 タヅハ泉州 サイモリバ越中 カハラガシハ土州」と。
 
ただし、漢名を梓というもの、或は和名をアズサというものは、いずれもアカメガシワではない。アズサを見よ。 
 日本中南部・中国(華中)・台湾に分布。
 樹皮に bergenin を含み、アカメガシワの名で日本薬局方に載る。別名は将軍木皮(ショウグンボクヒ)。
 古来歌に詠われてきた久木(楸,ひさぎ)は、これであろうという(一説にキササゲ)。
 『万葉集』に、

   烏玉
(ぬばたま)の 夜のふけゆけば 久木生ふる
     清き河原に ち鳥しば鳴く
(6/925,山部赤人)
   去年
(こぞ)咲きし 久木今開く 徒(いたづら)
      地
(つち)にや堕ちむ 見る人なしに (10/1863,読人知らず)
   浪の間ゆ 見ゆる小島の 浜久木
     久しくなりぬ 君にあはずして
(11/2753,読人知らず)
   渡会の 大川の辺の 若ひさ木 吾が久ならば 妹恋ひめやも
(12/3127,読人知らず)

 西行
(1118-1190)『山家集』に、

   ひさぎおひて すゞめ
(涼目)となれる かげなれや
     なみ
(波)うつきし(岸)に 風わたりつつ

 近代では、

     赤目柏(あかめがしは)はしのび音に葉ぞ泣きそぼち、・・・
      
薄田泣菫「わがゆく海」(『白羊宮』)より
 



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