ふともも

学名  Syzygium jambos (Eugenia jambos)
日本名  フトモモ
科名(日本名)  フトモモ科
  日本語別名  
漢名  蒲桃(ホトウ,putao)
科名(漢名)  桃金娘(トウキンジョウ,taojinniang)科
  漢語別名  檐木、香果、風鼓、水葡桃
英名  Rose apple
2009/07/11 京都府立植物園


 フトモモ科 MYRTACEAE(桃金娘科)は、主に南半球の熱帯・亜熱帯に分布する木本性植物、約100-155属 3000-3600種以上がある。
   Acmena(肖蒲桃屬)
     A. acuminatissima(肖蒲桃・茘枝母・火炭木)
   Baeckea(崗松屬)
     B. frutescens(崗松・鐵掃把・掃把枝)
   ブラシノキ属 Callistemon(紅千層屬)
   Cleistocalyx(水翁屬)
     C. operculatus(水翁・水榕)
   Decaspermum(子楝樹屬)
     D. fruticosum(五瓣子楝樹)
     コウシュンツゲ D. gracilentum(子楝樹・米碎木)
   ユーカリノキ属 Eucalyptus(■
{木偏に安}屬)
     ナガバユーカリ E. amygdalina
     セキザイユーカリ E. camaldulensis(赤■;E.River red gum)
     ギンマルバユーカリ E. cinerea
     レモンユーカリ E. citriodora(檸檬■)
     カリー E. diversicolor
     ユーカリ E. globulus(藍■・洋草果・灰楊柳;E.Blue gum)
     ヤナギユーカリ E. leucoxylon
     セイタカユーカリ E. regnans
     オオバユーカリ E. robusta(■・大葉■)
     アカゴムノキ E. sideroxylon
     E. tereticornis(細葉■)
   エウゲニア属 Eugenia(丁子香屬)
 約500種のほとんどは新世界に分布
     タチバナアデク
(スリナムチェリー・ピタンガ) E. uniflora
   フェイジョア属 Feijoa(Acca)
   ネズモドキ属 Leptospermum
     ネズモドキ L. ambiguum
     L. petersonii
     ギョリュウバイ L. scoparium
     L. spectabile
   Melaleuca(白千層屬)
     カユプテ M. leucadendra(白千層)
オーストラリア乃至マレー半島に分布
     M. quinquenervia
フロリダに帰化し、有害植物となっている
   ムニンフトモモ属 Meterosideros
     ムニンフトモモ M. boninensis
小笠原諸島(父島)特産
     ハワイフトモモ M. polymorpha
ハワイ諸島産
   Myrtus
     ギンバイカ M. communis(E.Myrtle,G.Myrte,F.Myrte)
         
南ヨーロッパ原産、女神ウェヌスの神木。『週刊朝日百科 植物の世界』4-184
   Pimenta
     オールスパイス P. dioica(E.All spice, Pimento, Jamaica pepper)
   バンジロウ属 Psidium(蕃石榴屬)
   Rhodamnia(玫瑰木屬)
     R. dumetorum var. hainanensis(海南玫瑰木)
   テンニンカ属 Rhodomyrtus(桃金娘屬)
     テンニンカ R. tomentosa(桃金娘・棯子・山棯・崗棯・唐蓮・桃娘)
         『週刊朝日百科 植物の世界』4-184
   フトモモ属 Syzygium(蒲桃屬)
 約500種のほとんどは旧世界に分布
   Tristania(紅膠木屬)
 1属1種
     T. conferta(紅膠木)
オーストラリア東部産、臺灣で栽培
 
 フトモモ属 Syzygium(蒲桃屬)には約500種があり、そのほとんどは旧世界に分布する。
   トガリバアデク S. acminatissimum(S.cuspidato-obovatum)
   ミズレンブ S. aqueum  ビルマ・バングラデシュ・スリランカ・ボルネオに分布、果実を食用
   S. araiocladum(綫枝蒲桃)
   チョウジノキ S. aromaticum(Eugenia caryophyllata;丁香蒲桃・丁香・大葉丁香;
        E.Clove tree) 『中国本草図録』Ⅰ/0229・0230・『週刊朝日百科 植物の世界』4-180
   S. austrosinensis(A.buxifolium var.austrocinensis;華南蒲桃)
   S. brachyantherum(短葯蒲桃・短序蒲桃)
   S. brachythyrsum(短序蒲桃)
   ダエンアデク S. bullockii(黑嘴蒲桃・蒲氏蒲桃)
   アデク S. buxifolium(Eugenia microphylla;赤楠・赤楠蒲桃・小葉蒲桃・魚鱗木・
        赤蘭・山烏珠・牛金子)
   ヒメフトモモ S. cleyerifolium(var.microphyllum, S.buxifolium var.cleyerifolium)
        
小笠原特産
   ムラサキフトモモ S. cumini(Eugenia tsoi;海南蒲桃・黑墨樹・烏木・烏墨・烏口樹・
        十年果・羊屎果)
 『雲南の植物Ⅲ』78
   S. densinervium
     コウトウアデク var. insulare
   サイミャクアデク S. euphlebium
   タイワンアデク S. formosanum(S. actutisepalum)
   S. fruticosum(簇花蒲桃・黑葉蒲桃)
   S. grijsii(輪葉蒲桃・山烏珠・狹葉赤楠・構鈴子・紫藤子・赤蘭・三葉赤楠)
   シグレアデク S. hancei(Eugenia minutiflora;紅鱗蒲桃・紅鱗樹・磨堆樹・紅車木)
   フトモモ S. jambos(Eugenia jambos;蒲桃・檐木・香果・風鼓・水葡桃)
        
 『雲南の植物Ⅲ』79・『中国本草図録』Ⅱ0731・『週刊朝日百科 植物の世界』4-181
     ノムラアデク var. tripinnatum(S.tripinnatum)
   クスクスアデク S. kusukusense
   S. latilimbum(闊葉蒲桃・水梅)
 『雲南の植物Ⅲ』79
   S. levinei(山葉蒲桃)
   ナガハナアデク S. lineatum
   マレーフトモモ S. mlaccense(馬六甲蒲桃・紅花蒲桃・馬來蒲桃)
   ジャンボンアデク S. nervosum
   シマツゲモドキ S. paucinervium(S.kashotense)
   レンブ
(オオフトモモ・ジャワフトモモ)  S. samarangense(洋蒲桃・金山蒲桃・蓮霧) 果実を食用
   S. simile(S.lanyuense)
   S. szemaoense(思茅蒲桃)
 『雲南の植物Ⅲ』79
   コンボウアデク S. taiwanicum
   S. tetragonum(四角蒲桃・稜翅蒲桃)

 かつて、フトモモ属 Syzygium のほとんどはエウゲニア属 Eugenia に入れて考えられていた。その頃はフトモモも Eugenia jambos とされていたので、エウゲニア属をフトモモ属 Eugenia と呼んでいた。
 今日のエウゲニア属は、そのほとんどが新世界に分布する。
 和名フトモモは、この植物が漢土から琉球に入ったとき、漢名蒲桃(ホトウ,putao)を訛ってフウトウとし、更に内地に入ったときフトモモと訛ったもの(富山県中央植物園)。とすれば、太い、桃などの意味は全く無い。
 熱帯アジア原産、世界の熱帯で栽培。
 日本に導入・栽培したものが、屋久島・沖縄に野生化している。
 果実を食用・薬用にする。


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