しょうが (生薑) 

学名  Zingiber officinale
日本名  ショウガ
科名(日本名)  ショウガ科
  日本語別名  ハジカミ、クレノハジカミ
漢名  薑(キョウ,jiang)
科名(漢名)  薑科
  漢語別名  茈薑・紫薑(シキョウ,zijiang)
英名  Ginger


 ショウガ科 Zingiberaceae(薑科・姜科)には、約50属1100種がある。
   Achasma
     A. yunnanense(Etlingera yunnanense;茴香砂仁)
       
 中国の雲南省西雙版納特産、『中国本草図録』Ⅴ/2429・『週刊朝日百科 植物の世界』10-179
   ハナミョウガ属 Alpinia(山薑屬)
   ズク属 Amomum(豆蔲屬・砂仁屬)
   Boesenbergia
東南アジア・マレーシアに約50種
   Caulokaempferia(大苞薑屬)
     C. coenobialis(黄花大苞薑)
 
   Cautleya(距葯薑屬) マレーシア・ヒマラヤ・インドに約5種
     C. gracilis(距葯薑)
 中国(雲南・四川眼西藏)・シッキム・インドに分布。
       『週刊朝日百科 植物の世界』10-186
     C. spicata
中国(西南)・シッキム・ネパールに分布
   Costus(閉鞘薑屬)
   ウコン属 Curcuma(薑黄屬)
 熱帯アジアに約40種が分布
   ショウズク属 Elettaria(小豆蔲屬)
   Globba(舞花薑屬)
 インド・東南アジアに約70種が分布
   シュクシャ属 Hedychium(薑花屬)
 主にインドに40-50種が分布
   Hornstedtia
     H. hainanensis(大豆蔲)
     H. thibetica(西藏大豆蔲)
   バンウコン属 Kaempferia(山奈屬)
 インド・中国(南部)・西マレーシアに約50種
     バンウコン K. galanga(沙薑・山奈・三奈・山柰・三藾・山辣)
       
中国(兩廣・雲南)・臺灣・東南アジア・南アジアに分布。『中薬志Ⅰ』pp.50-51・
       『中国本草図録』Ⅰ/443
山奈以下の別名は「皆な土音なり」と(『本草綱目』)。
       
日本には江戸時代中期に渡来。 
     K. marginata(苦山柰)
     K. pulchra
『週刊朝日百科 植物の世界』10-188
     バンガジュツ K. rotunda(海南三七・圓山柰)
       
 中国では廣東・臺灣で栽培、『週刊朝日百科 植物の世界』10-188
   Monolophus
     M. coenobialis(黄花大苞薑)
 中国(兩廣)に分布
     M. yunnanensis(大苞薑)
 中国(四川・雲南)に分布
   Plagiostachys
     P. austrosinensis(偏穗薑)
   Rhyncanthus(喙花薑屬)
     R. beesianus(喙花薑・岩薑・滇高良薑)
 中国(雲南)・ビルマに分布,『中国本草図録』Ⅲ/1445
   Roscoea(象牙參屬)
 中国(四川・雲南)・ヒマラヤに約18種
     R. alpina(高山象牙參)
 中国(雲南)・インド(北部)に分布、『中国本草図録』Ⅷ/3948
     R. auriculata(耳葉象牙參)
     R. capitata(頭花象牙參)
     R. cautleoides(早花象牙參)
 中国(雲南)に分布、『雲南の植物』44
     R. humeana
中国(四川・雲南)産
     R. purpurea(象牙參) 中国(雲南・西藏)・シッキム・ビルマに分布、
       『中国本草図録』Ⅸ/4441・『雲南の植物』47・『週刊朝日百科 植物の世界』10-186
     R. schneideriana 中国(四川・雲南・西藏)に分布、『雲南の植物』45
     R. scillifolia 中国(雲南)に分布、『雲南の植物』45
     R. tibetica(藏象牙參・土中聞) 中国(四川・雲南・西藏)に分布、
       
『中国本草図録』Ⅷ/3949・『雲南の植物』46
     R. yunnanensis(滇象牙參・雲南象牙參)
   Stahlianthus(土田七属)
     S. involucratus(薑三七・土田七)
 中国(兩廣)に分布,『中国本草図録』Ⅱ/941
   ショウガ属 Zingiber(薑屬) 
 ショウガ属 Zingiber(薑屬)には、熱帯アジアに約100種がある。
   Z. atrorubens(川東薑)
   Z. cammuner(野薑)
   Z. cochleariforme(匙苞薑・地蓮花)
 中国(廣西)産。『中国本草図録』Ⅶ/3437
   Z. corallinum(珊瑚薑)
中国南部産
   Z. emeiense(峨嵋薑・累心花) 『中国本草図録』Ⅶ/3438
   Z. letorrhizum(細根薑)
   Z. lingynense(烏薑)
   ミョウガ Z. mioga(蘘荷)
   Z. nudicarpum(光果薑)
   ショウガ Z. officinale(・生薑)
 『中国本草図録』Ⅱ/0942
   Z. roseum(紅冠薑)
   オオヤマショウガ Z. spectabile
熱帯アジア産
   Z. striolatum(陽荷・野薑・陰藿) 『中国本草図録』Ⅹ/4953
   Z. tuanjunm(團聚薑)
   ハナショウガ Z. zerumbet(紅球薑)
 インド原産、広く観賞用に栽培。
      『中国本草図録』Ⅱ/0943 
 和名ハジカミについては、サンショウを見よ。
 漢名は薑。薑を姜と書くのは、現代中国における簡体字(発音が共通することに基づく)
 ただし、姜の字自体は歴とした正字として存在し、ショウガとは無関係。
 生薑(セイキョウ,shengjiang)とは 乾薑に対する語で、漢語では「なまショウガ」「干しショウガ」の意であるが、日本では生薑(しょうが)の語を以てその植物を指す。
 生薑の漢音はセイキョウだが、平安初の音写によりショウガと読み慣わす。ただし漢方では、ショウキョウと読む。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)乾薑に、「和名久礼乃波之加美」と。
 源順『倭名類聚抄』
(ca.934)に、薑は「和名久礼乃波之加美」と、生薑は「久礼乃波之加三、俗云阿奈波之加美」と、乾薑は「和名保之波之加美」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』22(1806)生薑に「クレノハジカミ
和名鈔 ハジカミ セウガ ハナハジカミ和名鈔」、乾薑に「ツチハジカミ古歌 今ハ通名」と。
 属名 Zinziber は、サンスクリット語「角形の sringaver」に起源、根茎の形から、という。
 一説に、漢名薑 zing と、アラビア語「袋 bila」の合成語、という。
 インド原産、ただし野生種は見出されていない。
 古くから東アジア
(中国では長江流域以南)・東南アジアで栽培されている。中国では、『論語』『史記』に載る。
 日本へ伝来した時期は不明だが、平安時代初には利用されていた。
 ヨーロッパには、1世紀初に入る。
 根茎を母薑と呼んで薬用・調味料・食用にし、嫩葉を子薑・紫薑と呼び、蔬菜として食用にする。
 根茎は薬用品にし、日本薬局方ではショウキョウ(生姜)という。中国では、乾燥品を干薑、新鮮なものを生薑と区別する。『中薬志Ⅰ』pp.361-362
 『礼記』「内則」に、周代の君主の日常の食物の一として薑を記す。
 日本でも中国でも、臭いの強いものとして五辛の一。
 五辛とは、韮
(ニラ)・葱(ネギ)・蒜(ニンニク)・薤(ラッキョウ)・薑(ショウガ)を指す。
 賈思勰『斉民要術』(530-550)に、「種薑」が載る。
 日本では、『古事記』『日本書紀』に、神武天皇「久米の歌」に、「かきもと(垣下)に う(植)ゑしはじかみ(椒)」と詠われているはじかみは、一説にショウガ、一説にサンショウ



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