がまずみ 

学名  Viburnum dilatatum
日本名  ガマズミ
科名(日本名)  スイカズラ科
  日本語別名  ズミ、ヨソゾメ・ヨツドメ・ヨツズミ、イヨゾメ、シブレ、ネソ、ムシカリ
漢名  莢蒾(キョウベイ,jiami)
科名(漢名)  忍冬(ニンドウ,rendong)科
  漢語別名  
英名  Cranberry tree, Japanese bush cranberry
2006/03/11 神代植物公園 2007/04/13 せせらぎ公園

2007/05/12 神代植物公園

2004/07/31 せせらぎ公園 2006/08/13 神代植物公園

2009/09/26 入間市宮寺

2007/10/04 神代植物公園

 ガマズミ属 Viburnum(莢蒾屬)には、東アジアに次のようなものがある。
   V. amplifolium(寛葉莢蒾)
   V. atro-cyaneum(藍果黑莢蒾) 
『雲南の植物Ⅰ』217
   サンゴジュ V. awabuki(矮大葉珊瑚樹)
   V. betulifolium(樺葉莢蒾・紅對節子) 
『雲南の植物Ⅰ』217・『中国本草図録』Ⅵ/2848
   シマガマズミ . brachyandrum(短序莢蒾)
   V. brevipes(短柄莢蒾)
   V. burejaeticum(暖木條莢蒾)
   V. calvum(光莢蒾)
   チョウジガマズミ V. carlesii
     チョウジガマズミ var. bitchiuensis
     オオチョウジガマズミ var. carlesii
   V. chingii(漾濞莢蒾) 
『雲南の植物Ⅰ』217
   V. chinshanense(金山莢蒾)『中国本草図録』Ⅵ/2849
   V. cinnamomifolium(樟葉莢蒾)
   V. congestum(密花莢蒾)
   V. cylindricum(水紅木・吊白葉)
 『雲南の植物Ⅱ』218・『中国本草図録』Ⅶ/3349
   ガマズミ V. dilatatum(莢蒾)
   コバノガマズミ V. erosum(var.punctatum;宜興莢蒾)
     コバノガマズミ var. punctatum
     サイゴクガマズミ var. taquetii
     キリシマコバノガマズミ var. osumianum
     イヌガマズミ var. vegetum
   V. erubescens(淡紅莢蒾)
『原色高山植物大図鑑』106
   V. farreri(香莢蒾)
   V. foetidum
     var. ceanothoides(珍珠莢蒾・山五味子)『中国本草図録』Ⅵ/2850
     var. rectangulatum(直角莢蒾・酸五味子)『中国本草図録』Ⅵ/2851
   V. fordiac(南方莢蒾) 『中国本草図録』Ⅹ/4872
     var. ceanothoides(珍珠莢蒾)
 『雲南の植物Ⅱ』218
   ムシカリ(オオカメノキ) V. furcatum
   V. glomeratum(球花莢蒾)『中国本草図録』Ⅵ/2852
   V. grandiflorum(大花莢蒾)
   V. hainanense(海南莢蒾)
   V. hanceanum(蝶花莢蒾)
   V. henryi(巴東莢蒾)
   V. ichangense(宜昌莢蒾)
   ハクサンボク V. japonicum
     トキワガマズミ var. boninsimense(V.boninsimense)
     コハクサンボク var. fruticosum
   V. kansuense(甘肅莢蒾)
   ヒロハガマズミ V. koreanum(朝鮮莢蒾)
   V. lepidotulum(鱗毛莢蒾)
   V. lutescens(淡黄莢蒾・帶子樹)
 『中国本草図録』Ⅴ/2330
   V. macrocephalum(繡毬・大繡毬) 『中国本草図録』Ⅸ/4348
     f. keteleeri(八仙花・瓊花・木繡毬)
   V. mongolicum(蒙古莢蒾)
 『中国本草図録』Ⅳ/1870
   V. nervosum(V.cordifolium;心葉莢蒾) 
『雲南の植物Ⅰ』218・『中国本草図録』Ⅶ/3350
   タイワンサンゴジュ V. odoratissimum(早禾樹・珊瑚樹)
        
 『雲南の植物Ⅲ』244・『中国本草図録』Ⅴ/2331
     サンゴジュ var. awabuki(V.awabuki;矮大葉珊瑚樹)
   V. oliganthum(少花莢蒾)
   セイヨウカンボク V. opulus(歐洲莢蒾)
     カンボク var. sargentii(var.calvescens, V.sargentii;
         鷄樹條莢蒾・天目瓊花・山竹子)
『中国本草図録』Ⅲ/1374
   オトコヨウゾメ V. phlebotrichum
   V. plicatum
     ケナシヤブデマリ var. plicatum f. glabrum(var. glabrum)
     オオデマリ var. plicatum f. plicatum(雪球莢蒾)
     ヤブデマリ var. tomentosum(蝴蝶莢蒾)
     コヤブデマリ var. parvifolium
   V. propinquum(球核莢蒾)
   V. punctatum(點葉莢蒾)
   V. pyramidatum(錐序莢蒾)
   V. rhytidophyllum(枇杷葉莢蒾)『中国本草図録』Ⅵ/2853
   V. sambucinum(毛葉莢蒾)
   V. schensianum(陝西莢蒾)『中国本草図録』Ⅵ/2854
   V. sempervirens(堅莢蒾) 『中国本草図録』Ⅶ/3350
   V. setigerum(湯飯子)
   ゴマギ V. sieboldii
     ヒロハゴマギ
(マルバゴマキ) var. obovatifolium
   ゴモジュ V. suspensum
   V. sympodiale(合軸莢蒾)
   V. taiwanianum(臺灣莢蒾)
   オオシマガマズミ V. tashiroi(V.luzonicum var.tashiroi,
         V.mullaha var.tashiroi)
   ヤブデマリ V. tomentosum(蝴蝶莢蒾)
     オオデマリ var. plicatum(雪球莢蒾)
   アメリカカンボク V. trilobum
   ヤマシグレ V. urceolatum 
ヤマシブレの転訛
     ミヤマシグレ var. procumbens 
ミヤマシブレの転訛
   V. utile(煙管莢蒾)
   ミヤマガマズミ V. wrightii
     テリハミヤマガマズミ var. lucidum
     オオミヤマガマズミ var. stipellatum(var.sylvestre)  
 スイカズラ科 Caprifoliaceae(忍冬科)については、スイカズラを見よ。
 和名の由来は不明。ズミは酸っぱい実とする説、染めの意とする説などがある。
 ネソについては、マンサクを見よ。ムシカリについては、ムシカリを見よ。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』(1806)31に、莢蒾は「ガマズミ ズミ紀州 カメガラ伯州 ムシカリ尾州 カザメシ羽州 カマトウシ薩州 イタチノケタガヘシ」と。
 日本・朝鮮・中国(華北の南部より南)に分布。
 赤熟した果実は食用にし、酒を作る。
 また、赤い実は染料として用いたという説がある。すなわちズミ
(スミ)・ゾメ(ソメ)・シブレ(シブ)は、いずれも染める意である、同属のミヤマシグレも深山シブレの転訛であろう、と(武田久吉『民俗と植物』)
 『万葉集』巻7/1344に、次の歌が載る。

   真鳥
(まとり)住む 卯名手(うなて)の神社(もり)の 菅(すが)の根を
     衣に書き付け 服
(き)せむ児(こ)もがも
 
 かつて牧野富太郎は、この「根」は「実」の誤りであり、「菅」とはガマズミである、と唱えたことがある
(『植物記』)


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