ぼうふう (防風) 

学名  Saposhnikovia divaricata (S.seseloides, Siler divaricatum, Ledebouriella seseloides)
日本名  ボウフウ
科名(日本名)  セリ科
  日本語別名  
漢名  防風(ボウフウ,fangfeng)
科名(漢名)  繖形(傘形,サンケイ,sanxing)科
  漢語別名  關防風、東防風、旁風
英名  
2007/04/06 薬用植物園 2008/04/17 同左
2007/05/03 同上
2005/06/04 同上
2006/06/22 同上

 ボウフウ属 Saposhnikovia(防風屬)には、次のものがある。
    ボウフウ S. divaricata(防風)
      
 『中国本草図録』Y/2757・『中国雑草原色図鑑』152・『中薬志T』彩図26 
 セリ科 Umbelliferae(Apiaceae;繖形科・傘形科)については、セリ科を見よ。
 漢名は、病の風を治すことから。和名は、漢名の音。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)防風に、「和名波末須加奈、一名波末尓加奈」と。
 源順『倭名類聚抄』
(ca.934)防風に、「和名波万須加奈、一云波万仁加奈」と。
   ただし、これらはハマボウフウをさしたものか。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』9
(1806)に、「ハマオホネ延喜式 ハマニガナ和名鈔 ハナスカナ同上」と。
 朝鮮・中国(東北・河北・内蒙古・陝西・甘肅・山東)・蒙古・ロシアに分布。
 日本には享保
(1716-1736)年間渡来し、奈良県大宇陀森野(蔵助)薬園で栽培され、蔵助防風・宇陀防風の名があった(『本草綱目啓蒙』9等)が、今は絶滅したともいう。
 中国では、次の3種が防風として薬用に用いられている(『中薬志T』pp.256-262)
   防風(關防風・東防風) Ledebouriella seseloides(防風)
   川防風 Ligusticum brachylobum (短裂藁本・川防風)
 マルバトウキ属を参照
   竹葉防風 Seseli delavayi(竹葉防風・雲防風)
 イブキボウフウ属を参照 
 日本では、2年目の根・根茎を乾燥し、薬用にする(日本薬局方)
 かつて日本では、ハマボウフウ(浜防風) Glehnia littoralis・イブキボウフウ Libanotis coreana などで代用したのに対して、本種は真防風・唐防風などとも呼ばれた。
 屠蘇散(とそさん)は、中国の魏の名医 華陀(かだ)が処方したと伝えられる漢方薬、肉桂山椒白朮桔梗・防風・陳皮などを調合したもの。これを清酒または味醂につけたものを屠蘇酒と呼び、正月に飲む。
Saposhnikovia seseloides ボウフウ」と標示。
    2007/06/19 小石川植物園

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