びゃくずく (白豆蔲)

学名  Amomum kravanh 或は A. kepulaga
日本名  ビャクズク
科名(日本名)  ショウガ科
  日本語別名  
漢名  白豆蔲(ハクトウコウ,baidoukou,びゃくずく)
科名(漢名)  薑(キョウ,jiang)科
  漢語別名  豆蔲、圓豆蔲、紫蔲、十開蔲
英名  Cardamon
 ズク属 Amomum(豆蔲屬・砂仁屬)には、熱帯アジア・オセアニアに約150種がある。

   A. aurantiacum(紅殻砂仁)
   A. austrosinense(三葉砂仁)
   ショウズク A. cardamomum(Elettaria cardamommum;白豆蔲・豆蔲・圓豆蔲・
      小豆蔲・三角蔲; E.Cardamon)
インドのマラバール海岸原産。種子を豆蔲と呼び薬用。
   A. chinense(海南假砂仁・海南土砂仁)
中国(海南島)産
   A. compactum(爪哇白豆蔲・白豆蔲)
『中国本草図録』Ⅰ/0438
   A. dolichanthum(長花豆蔲)
   A. guixiense(廣西草果)
   A. koenigii(野草果)
   ビャクズク(シロズク) A. kravanh(豆蔲白豆蔲;
      E.Cambodian
(Siamese)round cardamon)タイ・カンボジア・ベトナム産。種子を薬用。
   ビャクズク
(シロズク) A. kepulaga(白豆蔲;E.Javanese round cardamon)
      
インドネシア産。種子を薬用。『中国本草図録』Ⅰ/0439
   A. kwangsiensis(廣西豆蔲・廣西砂仁)
   A. longiligulare(海南砂仁)
 『中国本草図録』Ⅰ/0440
   A. longipetiolatum(長柄豆蔲)
   マラプー A. maximum(九翅豆蔲・九翅砂仁) 
インドシナ産
   A. medium
廣西産
   A. microcarpum(細砂仁)
   A. muricarpum(疣果豆蔲・疣果砂仁) 
『中国本草図録』Ⅱ/0937
   A. odontocarpum(波翅豆蔲)
   A. subulatum(香豆蔲・尼泊爾豆蔲) 
ヒマラヤ東部産、『週刊朝日百科 植物の世界』10-179
   A. thyrsoideum(長序砂仁)
   A. tsao-ko(草果)
中国(雲南・貴州・廣西)・ベトナム産、果実を薬用。
      『中薬志Ⅱ』pp.365-367、『中国本草図録』Ⅹ/4952・『週刊朝日百科 植物の世界』10-176
   A. villosum(A.echinosphaerum; 砂仁・陽春砂仁)中国(兩廣・雲南・福建)産。
      
果実を薬用。『中薬志Ⅱ』pp.329-335、『中国本草図録』Ⅱ/0938
   シュクシャ
(ミカクシ) A. xanthioides(A.villosum var.xanthioides;
      縮砂蔤・縮砂・進口砂仁)ベトナム・ビルマ・タイ・インドネシア産。種子(砂仁)を薬用。
      
『中薬志Ⅱ』pp.329-335、『中国本草図録』Ⅲ/1442
 日本で今日栽培するシュクシャというものは、ショウガ科ヘデュキウム属 Hedychium(薑花屬)の H. coronarium(薑花)。花を観賞に供するものであり、上記のシュクシャとは別。
 漢名を豆蔲という植物には、ほかに次のようなものがある。いずれもショウガ科。
   ニクズク Myristica fragrans(肉豆蔲)
   Alpinia galanga(紅豆蔲・大良薑・大高良薑) 中国の両広・雲南に分布。
   ソウズク Alpinia katsumadai(草蔲・草豆蔲) 臺灣・海南島に分布。
   Elettaria cardamomum(小豆蔲・三角蔲)
 インドのマラバール地方原産 
 ショウガ科 ZINGIBERACEAE(薑科・姜科)については、ショウガ科を見よ。
 和名は、漢名の呉音。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)豆蔲に、「和名加宇礼牟加宇乃美」と。
 豆蔲の意義は、ソウズクの訓を見よ。
 英名カルダモン cardamon は、種子を薬用・香辛料にする、ショウガ科の植物を指す。いくつかの種があるが、いずれも熱帯アジア産。
 1は、ショウズク Elettaria cardamomum(Amomum cardamomum)。
 2は、1と同様に用いる Amomum 属の植物、例えばここに掲げるビャクズク Amomum kravanh。
 東南アジアの、タイ・ベトナム・カンボジア・ラオスに産す。中国南部では栽培するが、その量は少ない。
 種子は揮発油を含み、強烈な香りを放つ。
 種子を薬用にする。


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