いかりそう (碇草) 

学名  Epimedium grandiflorum var. thunbergianum
日本名  イカリソウ
科名(日本名)  メギ科
  日本語別名  
漢名  淫羊藿(インヨウカク,yinyanghuo)
科名(漢名)  小蘗(ショウハク,xiaobo)科 
  漢語別名  大花淫羊藿、三枝九葉草、千兩金
英名  Barrenwort
2007/03/29 野川公園自然観察園
2006/04/06 小石川植物園
(白花)  2006/05/04 桧原都民の森

 イカリソウ属 Epimedium(淫羊藿屬)には、約30種がある。
  E. acumitana (尖葉淫羊藿・粗葉淫羊藿) 『中国本草図録』Ⅶ/3110
  E. brevicornum (心葉淫羊藿)
 『中国本草図録』Ⅳ/1631
  E. cauminatum(尖葉淫羊藿)
『中薬志Ⅲ』p.188
  クモイイカリソウ E. coelestre
  E. davidii(寶興淫羊藿)
 『中国本草図録』Ⅶ/3111
  バイカイカリソウ E. diphyllum
  E. elongatum(長柄淫羊藿)
  E. grandiflorum(E.macranthum)
    ヤチマタイカリソウ var. grandiflorum(淫羊藿・大花淫羊藿・三枝九葉草)
        
白色花
    イカリソウ var. thunbergianum
    ヒゴイカリソウ var. higoense
  キバナイカリソウ E. koreanum(東北淫羊藿)
黄色花、『中国本草図録』Ⅲ/1131
  E. pubescens(柔毛淫羊藿・長葉淫羊藿)
 『中国本草図録』Ⅶ/3112
  ホザキノイカリソウ E. sagittatum(E.sinense;三枝九葉草・箭葉淫羊藿・
        淫羊藿・羊合葉) 
  E. sempervirens
    トキワイカリソウ var. sempervirens 
白色花
    オオイカリソウ var. rugosum 
紅紫色花
  オオバイカリソウ E. setosum  
 メギ科 Berberidaceae(小蘗科)については、メギ科を見よ。
 和名は、花の形から。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)淫羊藿に、「和名宇无岐奈、一名也末止利久佐」と。
 源順『倭名類聚抄』
(ca.934)淫羊藿に、「和名宇無木奈、一云夜末止里久佐」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』
(1806)に、「イカリサウ クモキリサウ江戸花家 カリガネサウ加州 カナビキサウ豫州 テンドリバナ城州大悲山 サンシクヤウサウ」と。
 漢名の淫羊藿は、この草を食うと羊が発情するということから。
 李時珍『本草綱目』
(ca.1596)淫羊藿の釈名に、「之を服すれば、人をして好んで陰陽を為さしむ。四川北部に淫羊有り。一日百遍合す。蓋し此の藿を食して致す所なり。故に淫羊藿と名づく」と。
 日本の、北海道(南部)・本州(近畿地方以東の太平洋岸)に分布する。埼玉県では準絶滅危惧(NT)。
 種としては、中国
(黒龍江・吉林・遼寧・陝西・甘肅・山東・江蘇・江西・湖南・貴州・四川・廣西)にも分布する。
 同属の植物の全草は強壮剤。
 中国では、イカリソウ(淫羊藿)・E.brevicornum(心葉淫羊藿)・ホザキノイカリソウ(三枝九葉草)の茎葉を淫羊藿と呼び、その根を淫羊藿根と呼び、それぞれ薬用にする。『中薬志Ⅲ』pp.181-188
 また、イカリソウ・クコ・マタタビなど30種以上を長期間酒に漬け込んだ「強根酒(qianggenjiu)」は、有名な強精酒。

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