辨 |
ツナソ属 Corchorus(黃麻 huángmá 屬)には、世界の熱帯・亜熱帯に約40-100種がある。
シマツナソ(トガリバツナソ) C. aestuans(C.acutangulus;甜麻・假黃麻・野黃麻・針筒草)
長江以南から世界の熱帯・亜熱帯に産 『中国本草図録』Ⅸ/4232
ハマツナソ var. brevicaulis(短莖甜麻) 臺灣産
ツナソ C. capsularis (黃麻・絡麻;E.White jute)
タイワンツナソ C. olitorius (長蒴黃麻;E.Jew's marrow, Nalta jute;
Arabian Molokheiya) 『中国本草図録』Ⅹ/4734
C. trilocularis インド・アラビア・アフリカ産
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アオイ科 Malvaceae(錦葵 jĭnkuí 科)については、アオイ科を見よ。 |
訓 |
和名は、綱を作る麻。
漢名に麻(マ,má)と言うのは、もともとはタイマ(大麻)。後にタイマのように繊維を取る植物、例えばアマ(亜麻)・チョマ(苧麻)・コウマ(黃麻)・ケイマ(莔麻)・ケナフ(洋麻)なども麻と呼んだ。 |
説 |
インド・中国の熱帯原産。インド(ベンガル地方)・バングラデシュ・タイ・中国(南部)などでは、繊維植物として古くから栽培している。 |
ヨーロッパには、18世紀末に知られ、19世紀後半からイギリスで利用するために インドで広く栽培された。 |
誌 |
茎の皮の繊維 jute から穀物袋(南京袋)を作る。
嫩葉を食用にし、中国では 葉・種子を薬用にする。 |