しらかば (白樺) 

学名  Betula platyphylla var. japonica (B. japonica, B. tauschii, B. pendula var. japonica, B. mandshurica var. japonica)
日本名  シラカバ
科名(日本名)  カバノキ科
  日本語別名  カバ・カンバ・カバノキ、シラカンバ・シロキ・シラハリ、カンバゾウシ、ガンピ、
漢名  白樺(ハクカ,baihua)
科名(漢名)  樺木(カボク,huamu)科
  漢語別名  樺樹、樺木、樺皮樹
英名  Broad leaf birch, Japanese white birch, Silver birch
2006/03/27 三芳町竹間沢

2004/04/02   同上

2007/04/09 同上

2006/07/31 跡見学園女子大学新座キャンパス

2010/08/26 長野県志賀高原
朝日を浴びて


2004/10/06 跡見学園女子大学新座キャンパス

2006/10/26 長野県白樺湖

2008/11/19 跡見学園女子大学新座キャンパス

2006/10/26 長野県霧が峰

2006/10/26 長野県蓼科山

2004/12/26 跡見学園女子大学新座キャンパス


 カバノキ科 Betulaceae(樺木科)には、6-7属100-170種がある。
   ハンノキ属 Alnus(榿屬)
   カバノキ属 Betula(樺木屬)
   クマシデ属 Carpinus(鵝耳櫪屬)
   ハシバミ属 Corylus(榛屬)
   アサダ属 Ostrya(鐵木屬)
 中国に4種、日本に1種、小アジア・南ヨーロッパに1種、北アメリカに2種
     アサダ
(ミノカブリ・ハネカワ) O. japonica(鐵木・穗子楡・苗楡・轉角楡)
     O. multinervis(多脈鐵木・穗子楡)
     O. rehderiana(天目鐵木)
     O. yunnanensis(雲南鐵木)
   ハシバミモドキ属 Ostryopsis(虎榛子屬) 
中国に2種
     ハシバミモドキ O. davidiana(虎榛子・胡榛子・稜楡・榛子)
 中国に2種
     ヒメハシバミモドキ O. nobilis(滇虎榛) 
 カバノキ属 Betula(樺木屬)には、次のようなものがある。

   B. albo-sinensis(紅樺・紅皮樺) 
『雲南の植物Ⅰ』160
   キハダカンバ B. alleghaniensis
   B. alnoides(西樺・西南樺木・蒙自樺木)
     var. pyrifolia(樺桃樹・花皮木)
   アポイカンバ B. apoiensis
   B. austro-sinensis(華南樺)
   B. calcicola(岩樺) 
『雲南の植物Ⅰ』161
   チチブミネバリ B. chichibuensis
   トウカンバ B. chinensis(var. collina, var.angusticarpa;堅樺・小樺木・杵楡・垂楡)
          
朝鮮・中国(東北・河北)産
   ウラジロカンバ
(ネコシデ) B. corylifolia
   チョウセンミネバリ B. costata(B.ermanii var.japonica,A.nikoensis,
          B.ermanii var.costata;碩樺・驢脚樺・風樺・千層樺)
   B. cylindrostachya(長穗樺)
   ヤエガワカンバ
(コオノオレ) B. dahurica (B.maackii;棘皮樺・千層樺・黑樺・樺樹)
         
 『中国本草図録』Ⅵ/2533
   B. delavayi(高山樺・大葉高山樺・崖樺)
   ダケカンバ
(ソウシカンバ) B. ermanii (var.incisa, var.communis, var.parvifolia,
          var.subglobosa, var.ganjuensis; 嶽樺)
     アツハダカンバ var. corticosa
     チャボダケカンバ var. saitoana
     アカカンバ var. subcordata(var. nipponica)
   ヒメカンバ B. exilis
   コウアンヒメオノオレ B. fruticosa(柴樺・叢枝樺・叢樺)
   ジゾウカンバ
(イヌブシ) B. globispica
   B. gmelinii(砂生樺)
   ヨグソミネバリ
(アズサ・ミズメ) B. grossa
   B. halophila(鹽樺)
   B. humilis(沼樺・甸生樺)
   B. insignis(香樺)
   B. jinpingensis(金平樺)
   B. jiulungensis(九龍樺)
   B. luminifera(亮葉樺・光皮樺・樺角・花膠樹) 
『中国本草図録』Ⅳ/1581
   B. mandshurica(東北白樺)
 『中国本草図録』Ⅱ/0521
   ウダイカンバ(サイハダカンバ・マカバ) B. maximowicziana(B.candelae)
          
 ウダイとは 鵜飼の松明に用いたことから 
   B. microphylla(小葉樺)
   B. middendorfii(扇葉樺)
   ヤチカンバ
(ヒメオノオレ・ルクタマカンバ) B. ovalifolia(B.tatewakiana;油樺・油樺條子・卵葉樺)
   オウシュウシラカバ B. pendula(B.verrucosa;新疆白樺・垂枝樺・疣枝樺・異母樺)
          
 ユーラシアのバイカル湖以西に分布。『週刊朝日百科 植物の世界』8-100
   B. platyphylla
     コウアンシラカバ var. platyphylla(白樺・樺樹・樺木・樺皮樹)
         
 『雲南の植物Ⅰ』160・『中国本草図録』Ⅵ/2534・『週刊朝日百科 植物の世界』8-101
     シセンカンバ var. szechuanica
中国(四川)産
     シラカバ var. japonica
     エゾノシラカンバ var. kamtschatica
     カラフトシラカンバ var. mandshurica(B.mandshurica,
          B.japonica var.sachalinensis)
   B. potaninii(矮樺)
   ケカンバ B. pubescens ユーラシアのバイカル湖以西に分布
   B. rhombibracteata(菱苞樺)
   B. rotundifolia(圓葉樺)
   オノオレ
(オノオレカンバ・アズサミネバリ) B. schmidtii(賽黑樺)
   B. tianschanica(天山樺)
   B. utilis(糙皮樺・喜馬拉雅銀樺)
『週刊朝日百科 植物の世界』8-103 
 和名しらかばは、白いかば。カバの語源については、かにはを見よ。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』(1806)31に、樺木は「カバノキ信州 クサゞクラ カンバ ウダイマツ共同上 シラカバ奥州 ホンゴウザクラ ヤテラシ共同上」、「又コノ皮能モユル者故ニ、雨中ノ炬火(タイマツ)ニ作リ、或ハ鸕鷀(ウ)ヲ使テ魚ヲ捕時ノ火把トス、故ニ信州ニテ ウダイマツト云」と。
 漢語の樺(カ,hua)は、カバノキ属 Betula(樺木屬)の総称、なかでも、一般に樺樹・樺木と呼ばれるものは本種。
 属名は、ケルト語の樺の木 betu から。
 基本種コウアンシラカバは、ユーラシアのバイカル湖以東に分布、中国東北地方の主要樹種。
 シラカバは、日本
(岐阜県以東)・千島・樺太・朝鮮・中国・シベリアに分布。
 樹皮が白いのは、外皮に蝋質を分泌するため。
 燃えやすいのは、若い枝に油脂点があるため。
 中国では、柔らかい樹皮を樺樹皮と呼び、薬用にする。
 かつて、『万葉集』に詠われるカニハは本種であるとする説が唱えられたが、今日では否定されている。かにわを見よ。 
 樹皮の白さを利用して、建材・工芸材などに用いる。
 火持がよいので薪としても用い、地方により樹皮をお盆の迎え火・送り火に用いる。
 長野県の県木。


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