はしばみ  

学名  Corylus heterophylla
日本名  ハシバミ
科名(日本名)  カバノキ科
  日本語別名  オヒョウハシバミ、オオハシバミ
漢名  榛(シン,zhen)
科名(漢名)  樺木(カボク,huamu)科
  漢語別名  榛子(シンシ,zhenzi)、平榛(ヘイシン,pingzhen)、毛榛(モウシン,maozhen)
英名  Chinese hazel, Japanese hazel
2007/02/08 神代植物公園
2007/03/29 同上 2007/04/15 同左
2007/04/29 同上
2006/10/19 神代植物公園 2007/01/02 加工品(食用)


 日本産のものは var. thunbergii。
 ハシバミ属 Corylus(榛属)には、北半球の温帯に約20種がある。
   セイヨウハシバミ C. avellana(歐榛;E.Common hazel,European hazel)
   C. chinensis(華榛・山白果・榛樹) 
『雲南の植物Ⅰ』162
   C. fargesii(披針葉榛)
   C.ferox(刺榛・滇刺榛)
     var. thibetica(藏刺榛・西藏榛樹)
   オオハシバミ C. heterophylla(・榛子・平榛・毛榛)
 『中国本草図録』Ⅲ/1070
     var. sutchuenensis(川榛)
     ハシバミ
(オヒョウハシバミ) var. thunbergii
     エゾハシバミ var. yezoensis
   オオツノハシバミ C. manschurica(C.sieboldiana var.manschurica;
        毛榛・胡榛子・火榛子)
 『中国本草図録』Ⅳ/1582
   C. nobilis(滇虎榛)
 『雲南の植物Ⅱ』149
   ツノハシバミ
(ナガミハシバミ) C. sieboldiana
     トックリハシバミ var. brevirostris
   C. yunnanensis(C.heterophylla var.yunnanensis;滇榛)
 『雲南の植物Ⅱ』149 
 カバノキ科 Betulaceae(樺木科)については、カバノキ科を見よ。
 日本で、榛の字をハンノキに当てるのは誤り。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)榛子に、また源順『倭名類聚抄』
(ca.934)榛に、「和名波之波美」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』
(1806)26榛に、「ハシバミ和名鈔」と。
 日本(北海道・本州・九州)・朝鮮・中国(東北・華北)・蒙古・ウスリー・アムールに分布。
 種子は脂肪と蛋白質に富む。
 中国では、新石器時代から種子を食用に供した。
 また、種子から油を搾る。
 『周礼』天官・■{竹冠に邊}人(ヘンジン,bianren)の鄭玄注に、「榛、栗に似て小なり」と。
 『礼記』「内則」に、周代の君主の日常の食物の一として榛を記す。
 『詩経』国風・邶風(はいふう)・簡兮(かんけい)に、「山には榛(しん)有り、隰(しふ)には苓(れい)有り」と。榛はハシバミ、苓はカンゾウ(甘草)鄘風(ようふう)定之方中には、「定の方(まさ)に中(ちゅう)するとき、楚宮を作る。之を揆(はか)るに日を以てし、楚室を作る。之に榛(しん)(りつ)と、椅(い)(とう)(し)(しつ)を樹(う)え、爰(ここ)に伐(き)りて琴瑟(きんしつ)とす」とあり、栽培されていたことが知られる。
 賈思勰『斉民要術』(530-550)巻4に「榛」が載る。

   のがれ来てわが恋しみし蓁栗
(はしばみ)も木通(あけび)もふゆの山にをはりぬ
     (1945,齋藤茂吉『小園』) 
 
 英語のヘーゼル・ナッツ hazel nut とは、セイヨウハシバミの実。



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