辨 |
カバノキ属 Betula(樺木 huàmù 屬)については、カバノキ属を見よ。 |
訓 |
ミネバリ(峰榛)は、ヤシャブシの別名。「和名夜糞峰榛ハ其皮ノ臭氣ニ基キシ稱ナリ」(『牧野日本植物圖鑑』あづさ条)。
「和名みづめハ鉈ヲ以テ其樹皮ヲ傷クレバ透明水ノ如キ油滲出するを以テ斯ク稱スト謂ヘリ」(『牧野日本植物圖鑑』ミヅメ条)。
アズサについては、あづさを見よ。 |
説 |
本州(岩手新潟以南)・四国・九州の山地に分布。花期は4月。
皮を剥ぐと、強いサリチル酸メチル(サロメチール)の香りがする。 |
誌 |
材は重く硬く、建築材・器具材として用いられた(梓弓のあずさはこれだという)。 |