辨
訓
「南殿(なでん)」とは京都御所の紫宸殿、「南殿の桜」とは紫宸殿南階下東側に植えられた桜、所謂「左近の桜」をいう(西側には「右近の橘」が植えられていた)。歴代の「左近の桜」はヤマザクラが多かった筈。江戸時代後期には、八重のあかい花をさかせる桜を「南殿」と称することがあった(本品のほか、'松前早咲'別名南殿、'紅南殿'など)。
説
江戸時代からある。明治期の荒川堤でも栽培。全て同一クローン。
誌