浅間高原
地番 群馬県 吾妻郡 長野原町北軽井沢・嬬恋村鎌原
上信国境に聳える火山 浅間山(標高2568m)の裾野をなす高原。北側は群馬県長野原町北軽井沢及び嬬恋村鎌原に、南側は長野県北佐久郡軽井沢町及び御代田町に拡がる。『群芳譜』で取材しているのは北麓、一般には「北軽井沢(北軽)」と通称される地域。もと不毛な溶岩台地で、明治以降少しずつ開拓されてきた地域だが、今日では南麓の「軽井沢」より閑静な別荘地として、また高原野菜の生産地として、名高い。 域内に浅間牧場や鬼押出(おにおしだし)があり、痩せた地味と冷涼な気候による植物相を見せる。この『群芳譜』には、木本から アカマツ・ホツツジ・ハギ・イブキジャコウソウ・コケモモ・ミネズオウ、 草本から ・キオン・ハンゴンソウ・キンミズヒキ・アキノキリンソウ・ノコンギク・ススキ・ノガリヤス・ヤマアワ・ミヤマウズラ・ミヤマモジズリ・ネジバナ・シャクジョウソウ などを載せた。