やまごぼう (山牛蒡)

学名  Phytolacca esculenta (P.acinosa)
日本名  ヤマゴボウ
科名(日本名)  ヤマゴボウ科
  日本語別名  
漢名  商陸(ショウリク,shanglu)
科名(漢名)  商陸科
  漢語別名  蔏■{艸冠に陸}、當陸(トウリク,danglu)、莧陸(カンリク,xianlu)、馬尾(バビ,mawei)、蓫薚(チクトウ,chutang)、山蘿蔔・牛蘿蔔・野蘿蔔・地蘿蔔、土冬瓜、土母鷄・抱母鷄、章柳、金七娘、花商陸 
英名  
2008/07/18 北大植物園

 ヤマゴボウ科 Phytolaccaceae(商陸科)には、約18-22属60-120種がある。
   ヤマゴボウ属 Phytolacca(商陸屬)
   ジュズサンゴ属 Rivina
 1属1種
     ジュズサンゴ R. humulis
アメリカ原産、小笠原などに帰化 
 ヤマゴボウ属 Phytolacca(商陸屬)には、次のようなものがある。
   ヨウシュヤマゴボウ
(アメリカヤマゴボウ) P. americana (垂序商陸・美洲商陸)
       北アメリカ原産。『中国雑草原色図鑑』51
   ヤマゴボウ
(タイワンヤマゴボウ) P. esculenta(P. acinosa;商陸・當陸・山蘿蔔・
       牛蘿蔔)
『中国本草図録』Ⅰ/0048・『雲南の植物Ⅱ』82
   マルミノヤマゴボウ P. japonica(圓果商陸)
   P. polyandra(多蕊商陸)
 『雲南の植物Ⅰ』104・『中国雑草原色図鑑』52 
 漢名を山牛蒡(サンギュウボウ,shanniubang)属というものは キク科のヤマボクチ屬 Synurus、就中種名を山牛蒡というものは S. deltoides。
 また李時珍『本草綱目』
(ca.1596)に、「大薊小薊」の別名の一に山牛蒡と。ノアザミを見よ。 
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)商陸に、「和名以乎須岐」と。
 源順『倭名類聚抄』
(ca.934)商陸に、「和名伊乎須木」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』13(1806)商陸に、「イホスキ
延喜式 イヲツキ和名鈔 ヤマゴボウ トウゴボウ南部 イヌゴボウ土州 ジヤコスギ丹州」と。
 漢名について。『爾雅』に「蓫薚、馬尾なり」と。その郭璞註に「『廣雅』曰く、馬尾は商陸なり、と。『本草』云う、別名は薚。今關西亦た呼びと薚と爲す。江東呼びて當陸と爲す」と。李時珍は「能く水氣を逐蕩す、故に蓫薚と曰う」と(本草綱目)。 
 朝鮮・中国(全国)・ヒマラヤに分布。
 旧来、日本のヤマゴボウ P. esculenta(P.acinosa var.esculenta)と ヒマラヤ産の P. acinosa とを区別してきたが、中国には中間型も多いので、近年では両者を同一種として扱うことが多い、という。
 日本には、江戸時代以前に漢土から食用として入ったものらしく、人家に植えられ、またときに北海道(南西部)乃至九州に野生している。
 ヤマゴボウ属の植物は、根・葉・液果に多様な有毒物質を含み、食うと中毒することがある。
 中国では、根を薬用にする。『中薬志Ⅰ』pp421-423
 日本で山牛蒡と呼び、漬物などにして食用にするものは、ヤマゴボウやオヤマボクチではなく、アザミの根。

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