われもこう 

学名  Sanguisorba officinalis
日本名  ワレモコウ
科名(日本名)  バラ科
  日本語別名  ウマズイカ・スイカグサ
漢名  地楡(チユ,diyu)
科名(漢名)  薔薇(ショウビ,qiangwei)科
  漢語別名  黄瓜香(コウカコウ,huangguaxiang)、玉札、玉豉(ギョクシ,yuchi)、酸赭、野升麻、紅繡毬、土兒紅、一枝箭、紫朶苗子、小紫草、馬猴棗、血箭草
英名  Garden burnet
2006/03/26 薬用植物園

2008/07/24 長野県霧が峰

2011/08/15 長野県霧ヶ峰 (八島が原)

2008/09/11 入間市宮寺


2008/08/28 上信県境 湯の丸高原

 ワレモコウ属 Sanguisorba(地楡屬)には、次のようなものがある。
   S. alashanica (阿拉善地楡)
   シロバナトウウチソウ S. albiflora
   S. canadensis(白花地楡)
 『中国本草図録』Ⅶ/3162
   S. filiformis (矮地楡・蟲蓮)
         
『雲南の植物Ⅰ』138・『雲南の植物』128・『中国本草図録』Ⅴ/2151
   タイワンワレモコウ S. formosana(臺灣地楡)
 臺灣産
   カライトソウ S. hakusanensis
      コウライカライトソウ var. coreana
朝鮮に分布
   エゾノトウウチソ S. japonensis
   S. longifolia (A.officinalis var.longifolia;長葉地楡)
        
 『中国本草図録』Ⅳ/1679
   オランダワレモコウ S. minor
   ナンブトウウチソウ S. obtusa
   ワレモコウ S. officinalis (地楡)『中国雑草原色図鑑』96
   S. sitchensis (白花地楡)
 『中国本草図録』Ⅲ/1195
   タカネトウウチソウ S. stipulata
   S. tenuifolia (細葉地楡)
 『中国本草図録』Ⅵ/2667
      コバナノワレモコウ var. parviflora(S.parviflora;小白花地楡)
        『中国雑草原色図鑑』96
      ナガボノシロワレモコウ var. alba
      チシマワレモコウ var. grandiflora(S.grandiflora;大花地楡)
      ナガボノアカワレモコウ var. purpurea
 バラ科 Rosaceae(薔薇科) バラ亜科 Rosoideae(薔薇亞科)については、バラ亜科を見よ。
 和名の由来は不明。
 俗に吾亦紅・吾紅・吾木香・我木香・吾毛香・割木香などと書くのは、すべて当て字。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)地楡に、「和名阿也女多牟、一名衣比須祢」と。
 源順『倭名類聚抄』
(ca.934)地楡に、「和名阿夜女太無、一云衣比須禰」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』
(1806)に、「アヤメタム和名鈔 ヱビスネ同上 シヒモノマクラ古歌 ノヅチ同上 ワレモカウ ダンゴイタダキ江州 ダンゴバナ勢州 ノコギリサウ ノカヘリ石州 キウリグサ日州 ボウズバナ和州 ノコギリグサ江州 テンビサウ紀州。花色赤キ故ニ名ヅク」と。また「ワレモカウニ同名多シ。麝草・蒼朮・カルカヤニ似たル草皆ワレモカウノ名アリ」と。
 漢名について、李時珍『本草綱目』(ca.1596)地楡の釈名に、「弘景曰く、〈其の葉は楡に似て長く、初めて生ずるや地に布く。故に名づく。其の花・子、紫黒色、豉の如し。故に又た玉豉と名づく〉と」と。
 属名は、ラテン語で sanguis(血)と sorbere(吸収する)による造語。根を止血薬として用いることから。
 中国・シベリアからヨーロッパに至るユーラシア大陸のほか、日本・サハリンに遺存的に分布。
 中国では、根を薬用にし、同属のいくつかの植物の根を同様に用いる。『中薬志Ⅰ』pp.201-203
 また、S. filiformis(矮地楡・綫葉地楡)の根を蟲蓮と呼び、薬用にする。

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