すずめのやり (雀槍) 

学名  Luzula capitata (L.campestris var.capitata)
日本名  スズメノヤリ
科名(日本名)  イグサ科
  日本語別名  スズメノヒエ、シバイモ
漢名  地楊梅(チヨウバイ,dìyángméi)
科名(漢名)  燈心草(トウシンソウ, dēngxīncăo)科
  漢語別名  
英名  
2008/03/21 学内

2013/03/20 小石川植物園 

2010/04/09 入間市宮寺

2008/04/24 入間市宮寺

2024/05/02 植物多様性センター 

 スズメノヤリ属 Luzula(地楊梅 dìyángméi 屬)には、世界の温帯・寒帯に約80-120種がある。

  クモマスズメノヒエ L. arcuata subsp. unalaschkensis(L.unalaschkensis,
         L.kamtschadalorum, L.arcuta var.unalaschkensis)
  スズメノヤリ L. capitata (地楊梅)
  ニイタカヌカボシ L. effusa (散序地楊梅)
  セイタカヌカボシソウ L. elata
  シマヌカボシソウ L. formosana
  L. jimboi
    ミヤマヌカボシソウ subsp. atrotepala
    ジンボソウ subsp. jimboi(L.elata var.nasuensis, L.elata)
  チシマスズメノヒエ L. kjellmanniana(L.multiflora subsp.kjellmanniana)
  アサギスズメノヒエ L. lutescens(L.multiflora var.lutescens)
  ヤマスズメノヒエ L. multiflora (多花地楊梅)
  ミヤマスズメノヒエ L. nipponica(L. sudetica var.nipponica)
  タカネスズメノヒエ L. oligantha (華北地楊梅)
  オカスズメノヒエ L. pallidula(L.campestris var.yakusimensis;淡花地楊梅)
  セイタカコゴメヌカボシ L. parviflora(L.parviflora subsp.fastigiata;
         小花地楊梅)
  コゴメヌカボシ L. piperi(L.parviflora var.jezoensis)
  ヌカボシサウ L. plumosa (羽毛地楊梅)
    クロボシソウ subsp. dilatata
    ヌカボシソウ subsp. plumosa(L.japonica, L.plumosa var.macrocarpa,
         L.plumosa var.brevipes)
  ミヤマヌカボシソウ L. rostrata
  コウライヌカボシソウ L. rufescens(L.rufescens var.macrocarpa;火紅地楊梅)
  コウライスズメノヒエ L. sibirica
  タイワンスズメノヒエ L. taiwaniana(臺灣地楊梅)
   
 イグサ科 Juncaceae(燈心草科)については、イグサ科を見よ。
 「和名ハ雀ノ槍ノ意ナリ、又雀ノ稗ハ穀粒狀ヲ成セル小果實に基ク。」(『牧野日本植物図鑑』)
 「雀の槍という意味である。もとスズメノヒエといったがいね科の別種に同一名の植物があつて、混乱するのでスズメノヤリの名を使用した。スズメノヒエは細かい果実の粒を穀物のヒエに見立てた。細かいものを多くはスズメに帰する名は植物に多い、スズメノトウガラシスズメノカタビラスズメノエンドウなどみなそうである。」(『改訂増補 牧野新日本植物図鑑』)
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』12(1806)地楊梅に、「スゞメノヤリ シバクサ スゞメノハカマ勢州 ヤリグサ スゞメノヒエ備前播州 カマコシバ河州 カヘルグサ江州」と。
 日本・朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・千島・樺太・カムチャツカ・シベリア東部に分布。
 中国では、全草及び種子を薬用にする。
 また、種子を救荒食物としたことがある。

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