い (藺) 

学名  Juncus effusus var. decipiens (J. decipiens)
日本名  イ
科名(日本名)  イグサ科
  日本語別名  イグサ、トウシンソウ(燈心草)
漢名  燈心草(トウシンソウ,dengxincao)
科名(漢名)  燈心草科
  漢語別名  石龍蒭(セキリョウスウ,shilongchu)
英名  Common rush, Mat rush
2009/05/10 入間市宮寺
2007/05/22 小石川植物園
2007/06/19 小石川植物園
2009/08/13 入間市宮寺

 イグサ科 Juncaceae(燈心草科)には、8属約300種がある。

   イグサ属 Juncus(燈心草屬)
   スズメノヤリ属 Luzula(地楊梅屬) 
 イグサ属 Juncus(燈心草屬)には、世界に約200種がある。

   ハナビゼキショウ J. alatus(翅莖燈心草)
   J. amplifolius(走莖燈心草・草香附)
   カラフトハナビゼキショウ
(コバナノハイゼキショウ) J. articulatus
           (J.lampocarpus;小花燈心草)
『中国雑草原色図鑑』350
   J. benghalensis ヒマラヤ産
   ミヤマイ
(タテヤマイ) J. beringensis
   ヒメコウガイゼキショウ J. bufonius(小燈心草)
   J. compressus → J. gracillimus
   J. concinnus(蔥状燈心草)ヒマラヤ産
   ヒロハノコウガイゼキショウ J. diastrophanthus(螃蟹脚)
     タマコウガイゼキショウ var. togakusiensis
   アメリカクサイ J. dudleyi
北アメリカ原産
   J. effusus 全世界に分布、『中国雑草原色図鑑』350
     
(イグサ・トウシンソウ) var. decipiens(J.decipiens;燈心草)
       ヒメイ f. gracilis 
山地に生じ、痩せて細い
       タマイ f. glomeratus 
花序が球状にかたまる
       コヒゲ cv. Utilis(f.utilis;石龍蒭)
畳表・御座などの材料を採る
   J. elegans(雅燈心草)
   ミクリゼキショウ J. ensifolius
   ホソコウガイゼキショウ J. fauriensis
   エゾホソイ J. filiformis
   J. glaucus(片髓燈心草)
   ドロイ
(ミズイ) J. gracillimus(J.compressus;細燈心草)
          
『中国雑草原色図鑑』350・『中国本草図録』Ⅸ/4411
   ハマイ
(オオイヌイ) J. haenkei
   J. himalensis(喜馬燈心草)
   ミヤマホソコウガイゼキショウ J. kamtschatcensis
   タチコウガイゼキショウ J. krameri
   J. lampocarpus → J. articulatus
   コウガイゼキショウ J. leschenaultii(江南燈心草・野燈心草・水茅草)
   J. leucanthus(甘川燈心草)
ヒマラヤ産
   J. leucomelas(長苞燈心草)
   イトイ J. maximowiczii(長白燈心草)
   エゾノミクリゼキショウ J. mertensianus
   J. minimus(矮燈心草)
   J. modestus(分枝燈心草)
   J. modicus(多花燈心草)
   ニッコウコウガイゼキショウ J. nikkoensis
   アオコウガイゼキショウ
(ホソバノコウガイゼキショウ) J. papillosus
   エゾイトイ J. potaninii(單枝燈心草)
   J. przewalskii(長柱燈心草)
   J. setchuensis(野燈心草)『中国本草図録』Ⅲ/1420
     ホソイ var. effusoides(擬燈心草・野燈心)
   J. sikkimensis(錫金燈心草)
ヒマラヤ産
   J. sphacelatus(枯燈心草)
   クサイ
(シラネイ) J. tenuis
   J. thomsonii(展苞燈心草)
ヒマラヤ産
   ホロムイコウガイ J. tokubuchii
   オテダマゼキショウ J. torreyi
北アメリカ原産
   クロコウガイゼキショウ J. triceps(三頭燈心草)
   タカネイ J, triglumis(貼苞燈心草)
   ハリコウガイゼキショウ J. wallichianus
   ミヤマゼキショウ J. yakeisidakensis
   イヌイ J. yokoscensis 
 漢名 燈心草は、むかし髄を灯心に用いたことから。
 石龍芻は、李時珍『本草綱目』に、「刈り草の包み束ねたものを芻と曰う。此の草、水石の處に生じ、以て刈り束ねて馬を養うべし。故に之を龍芻と謂う」と。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)に、石龍芻は「和名宇之乃比太比、一名大都乃比介」と。
 源順『倭名類聚抄』
(ca.934)に、石龍蒭は「和名宇之乃比太非」と、莞は「漢語抄云、於保井」と、藺は「和名為」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』11
(1806)に、「石龍芻 コヒゲ」「龍常草 タツノヒゲ ジヤノヒゲ江州 カンズゝキ種樹家 キリギリスサウ和漢三才図会 ノススキ同上」「燈心草 ヰ古名 ヰグサ仙台 ユグサ南部 アミ勢州 ヒメスコ薩州。穣ノ名ハ トウシミ和名鈔 トウシン トウスミ勢州 ジミ肥前 トウジミ同上 トウシメ南部 トウスン雲州 ヰノミ佐州」と。
 日本(北海道・本州・四国・九州・琉球)・朝鮮・中国・ウスリー・サハリンに分布。
 日本で畳表用に用いるものは、コヒゲ cv. Utilis(f.utilis;石龍蒭)という栽培品種。全国で栽培するが、岡山・広島・熊本の産が多い。
 中国では、茎の髄或は全草を 燈心草と呼び、薬用にする。『中薬志Ⅲ』pp.92-94
 また、f.utilis(石龍蒭)の全草を、石龍蒭と呼び、薬用にする。
 日本では古くから栽培されたが、書院造りが行われた室町時代以後、ことには畳が一般に普及した江戸時代に広く栽培されるようになり、多くの栽培品が作り出され、備中・備後が特に有名であった(備中表・備後表)
 『万葉集』にでる大藺草は、フトイ

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