のじすみれ (野路菫)
学名 |
Viola yedoensis var. yedoensis
(V.alisoviana, V. philippica auct. non Cav.) |
日本名 |
ノジスミレ |
科名(日本名) |
スミレ科 |
日本語別名 |
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漢名 |
紫花地丁(シカチテイ, zĭhuā dìdīng) |
科名(漢名) |
菫菜(キンサイ,jĭncài)科 |
漢語別名 |
光瓣菫菜(コウベンキンサイ,guāngbàn jĭncài)、白毛菫菜(ハクモウキンサイ,báimáo jĭncài)、遼菫菜、地丁・地丁草、剪刀草 |
英名 |
Tokyo violet |
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2016/04/06 さいたま市 田島が原 |
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辨 |
学名は YList による。
Kew植物園 IPNI や『植物智』によれば、Viola alisoviana, V.yedoensis などは Viola philippica(紫花地丁)のシノニム。 |
白花品をシロノジスミレ f.albescens(f.candida)という。 |
スミレ属 Viola(菫菜 jĭncài 屬)の植物については、スミレ属を見よ。 |
訓 |
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説 |
本州(秋田以南)・四国・九州・朝鮮(南部)・臺灣・華東・兩湖・廣西・四川・貴州・雲南・陝甘・華北・遼寧・吉林・黑龍江・モンゴリア・極東ロシアに分布。 |
誌 |
中国では、Viola yedoensis などの全草、根つき全草或は根を、地丁(チテイ,dìdīng)・紫花地丁(シカチテイ, zĭhuā dìdīng)と呼び、薬用にする(〇印は正品)。 『中薬志Ⅲ』pp.67-78 『全国中草葯匯編』上/837-838 『(修訂) 中葯志』IV/31-38
(ここに学名を挙げられている Viola の植物が、日本でその学名で認められているものと同一植物であるかどうかについて筆者(嶋田)には判断がつかないので、日本名は記さない。)
Gueldenstaedtia multiflora(Amblytropis multiflora;
米口袋・小丁黄・地丁花・甜地丁・老鼠尾根) マメ科
V. alaica(V.oxycentra;帕米爾菫菜・新疆香菫)
Viola betonicifolia(戟葉菫菜)
subsp. nepalensis(箭葉菫菜)
Viola japonica(早開菫菜・犂頭草・地丁草)
〇Viola mandshurica(東北菫菜)
Viola patrinii(白花地丁・白花菫菜)
〇V. philippica(紫花地丁・菫菜・鏵頭草・寶劔草)
〇Viola philippica subsp. munda(V.alsoviana;野菫菜・紫花地丁)
〇Viola prionantha(早開菫菜・早花地丁・紫花地丁)
〇Viola yedoensis(白毛菫菜・光瓣菫菜・遼菫菜・紫花地丁)
Corydalis bungeana(地丁・地丁草・苦地丁・紫花地丁・布氏紫菫)
Gentiana loureiri (華南龍膽・地丁・紫花地丁・華南地丁・龍膽地丁)
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シロノジスミレ f. albescens 2008/04/05 明治薬科大学薬草園 |
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