のはなしょうぶ (野花菖蒲) 

学名  Iris ensata var. spontanea
日本名  ノハナショウブ
科名(日本名)  アヤメ科
  日本語別名  
漢名  
科名(漢名)  
  漢語別名  
英名 (English Name)  
2008/07/24 長野県霧ケ峰
2008/06/19 薬用植物園

 基本種名 I. ensata は、その園芸品種の一つ(ハナショウブ)に対してつけられたもので、野生品ノハナショウブを変種 var. spontanea として扱う。
 カキツバタと近縁で、花の色・形がよく似ている。ただし、花期が早く(カキツバタは4-5月、ノハナショウブは6-7月)、外花被片の基部の紋様が黄色(カキツバタのそれは白色)
 アヤメ属 Iris(鳶尾屬)の植物については、アヤメ属を見よ。
 ショウブとアヤメの呼称の問題については、アヤメの訓を見よ。
 日本(北海道・本州・四国・九州)・朝鮮・中国(東北)・樺太(南部)・シベリア東部に分布。山野の明るい湿平などに自生する。
 埼玉では絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
 はなしょうぶ(花菖蒲)という言葉は、平安末にはあったらしい。西行(1118-1190)『山家集』に、

   櫻ちる やどをかざれる あやめをば はなさうぶとや いふべかるらん
     
(「高野の中院と申所に、あやめ葺きたる房の侍けるに
      
櫻のちりけるがめづらしくおぼえて、よみける」)

 ただし、ここに「あやめ」とはショウブを指す。菖蒲は、「さうぶ
」と読んだ。
 江戸時代、花菖蒲の語はアヤメをさしていたことがある。

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