ふとい (太藺) 

学名  Schoenoplectus tabernaemontani (S.lacustris ssp.tabernaemontani, S.lacustris ssp.validus, S.validus)
日本名  フトイ
科名(日本名)  カヤツリグサ科
  日本語別名  オオイ、トウイ、マルスゲ
漢名  水葱(スイソウ,shuicong)
科名(漢名)  莎草(サソウ,suocao)科
  漢語別名  莞(カン,guan)
英名  Soft-stem bubrush, Giant bulrush, Tabernaemontanus bulrush
2008/07/18 北大植物園

(写真の角度を調整)

2009/08/13 入間市宮寺


 フトイ属(ホタルイ属) Schoenoplectus には、広く北半球に約130種、日本には約8種がある。
   S. californicus
     トトラ ssp. tatora 
チチカカ湖産
   S. fohaiensis(■{孟偏に力}海螢藺・佛海藨草)
   ハタベカンガレイ S. gemmifer
   オオサンカクイ S. grossus(猪毛草・假燈草) 『中国本草図録』Ⅷ/3924
   ミヤマホタルイ S. hondoensis
   ホタルイ S. hotarui(S.juncoides ssp.hotarui,Scirpus juncoides ssp.hotarui,
        Scirpus hotarui;細桿螢藺)
   イヌホタルイ S. juncoides(S.juncoides ssp.ohwianus,S.ohwianus,
        Scirpus juncoides,Scirpus.ohwianus;螢藺)
   コホタルイ S. kamarovii
   オオフトイ S. lacustris
   ヒメホタルイ S. lineolatus
   S. littoralis(鑽苞藨草)
     イヌフトイ ssp. subulatus
   S. mucronatus
     ヒメカンガレイ ssp. mucronatus
   ツクシカンカレイ S. multisetus
   シズイ S. nipponicus
   ミチノクホタルイ S. orthorhizomatus
   フトイ S. tabernaemontani(S.lacustris ssp.tabernaemontani,S.lacustris
         ssp.validus,S.validus;水葱)
『中国雑草原色図鑑』341
   カンガレイ S. triangulatus(S.mucronatus ssp. robustus;水毛花・水三稜草・三稜觀)
   サンカクイ S. triqueter(藨草,ヒョウソウ,biaocao)『中国雑草原色図鑑』341
   タイワンヤマイ S. wallichii

 なお、Schoenoplextus は、かつて広義の Scirpus に含まれていた。広義の Scirpus については、ホタルイ属を見よ。
 一般に菅と呼ばれる草について、スゲを見よ。
 カヤツリグサ科 Cyperaceae(莎草科)については、カヤツリグサ科を見よ。
 和名は、茎が太いことから。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』15(1806)に、「莞 ツクモ和名鈔 タクマモ オホヰ倶ニ同上 マルスゲ マルガマ ニヨイ オヰ仙台 フトヰ ブツジヤウ大和本草 トウヰ勢州濃州 リウセイ江州 サシモグサ藝州 リウキウ播州 シチトウ備前 オヱ羽州」と。
 日本・朝鮮・中国・千島・樺太・マレーシア・オセアニア・南北アメリカに分布(アメリカの S. validus は別種とする説もある)『中国本草図録』Ⅴ/2394 
 茎から筵を作る。

 『万葉集』に、

   かみつけぬ
(上毛野)いなら(伊奈良)のぬま(沼)のおほゐぐさ(大藺草)
     よそに見しよはいま
(今)こそまさ(勝) (14/3417,読人知らず)

とある大藺草は、このフトイという。 

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