いんげんまめ (隠元豆) 

学名  Phaseolus vulgaris
日本名  インゲンマメ
科名(日本名)  マメ科
  日本語別名  サイトウ(菜豆)、ゴガツマメ・ゴガツササゲ、サンドマメ(三度豆)、インドマメ、トウササゲ
漢名  菜豆(サイトウ,caidou)
科名(漢名)  豆科
  漢語別名  芸扁豆(ウンヘントウ,yunbiandou)・芸豆・云豆、四季豆(シキトウ,sijidou)、豆角(トウカク,doujiao)
英名  (Kidney) Bean, Snap bean, String bean, French bean
2004/08/03 東大農園


 若い莢を食う品種と、未熟な豆、熟した豆を食う品種があり、直立性のもの、蔓性のものなど、極めて品種が多い。
 インゲンマメ属 Phaseolus(菜豆屬)は、アズキ類を介してササゲ属に連続し、長らく論議の的であった。今日ではインゲンマメ属を定義しなおし、アメリカ熱帯・亜熱帯産の約50種に限定している(『週刊朝日百科 植物の世界』)
   アズキ P. angularis → Vigna angularis
   P. aureus → Vigna aureus
   ツルアズキ P. calcalatus → Vigna umbellata

   ベニバナインゲン
(ハナマメ) P. coccineus(P.multiflorus;多花菜豆・紅花菜豆・
        荷包豆・龍爪豆;E.Scarlet runner bean)
     シロバナササゲ f. albus
   アオイマメ
(ライマメ) P. lunatus(P.limensis;金甲豆・菜豆・棉豆・香豆・雪豆;
        E.Lima bean, Butter bean, Sieva bean)
        
 南アメリカ原産。野生種は中央アメリカ乃至アルゼンチンに分布。
   ヒメツルアズキ P. minimus → Vigna minima var. minima

   ケツルアズキ P. mungo → Vigna mungo
   イヤーマメ P. polyanthus
   リョクトウ(ヤエナリ・リョクズ) P. radiatus → Vigna radiata
        
『中国本草図録』Ⅱ/0633
   インゲンマメ P. vulgaris(菜豆・芸扁豆・四季豆・豆角)
『中国本草図録』Ⅱ0634 
 マメ科 LEGUMINOSAE(FABACEAE;豆科)については、マメ科を見よ。
 そのマメ亜科 Papilionoideae(Faboideae;蝶形花亞科)乃至マメ科 Papilionaceae(Fabaceae;蝶形花科)については、マメ亜科を見よ。
 和名インゲンマメは、黄檗宗の禅僧 隠元隆琦(1592-1673)がもたらしたと考えられたことから。
 ただし、隠元がもたらした豆は じつはフジマメであるらしく、今日でも関西地方ではフジマメをインゲンマメと呼ぶ。
 嫩果は、関東ではサヤインゲン(莢隠元)、関西ではササゲ・ササゲマメと呼ぶ。
 中央アメリカ(南メキシコ・グワテマラ・ホンジュラス)の原産。
 メキシコ南部のB.C.5000-B.C.3500の遺跡から莢が出土、またペルーのB.C.2500-B.C.2000の遺跡から種子が出土。
 16世紀にスペインに伝えられ、17世紀にヨーロッパに広まった。
 日本には承応(1652-1655)年間に中国経由で伝来。今日の主産地は北海道。
 若い莢(莢隠元)・未熟の種子・完熟した種子(キントキマメ・シロマルウズラマメ・オタフクマメ・ウズラマメ・トラマメなど)を、食用にする。
 中国では、アズキ・シマツルアズキの種子を、赤小豆と呼び、薬用にする。
『中薬志Ⅱ』pp.142-147 



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