ほんかんぞう (本萱草)
 

学名  Hemerocallis fulva
日本名  ホンカンゾウ
科名(日本名)  ユリ科
  日本語別名  カンゾウ、(ホン)ワスレグサ、シナカンゾウ
漢名  萱草(ケンソウ,xuancao)
科名(漢名)  百合(ヒャクゴウ,baihe)科
  漢語別名  諼草(ケンソウ,xuancao)、蘐草(ケンソウ,xuancao)、忘憂草(ボウユウソウ,wangyoucao)、宜男草(ギダンソウ,yinancao)、鹿葱(ロクソウ,lucong)、丹棘、漏蘆、蘆葱、益男草、黃花菜、黃花草
英名  Orange daylily, Tawny daylily, Fulvous daylily
 ワスレグサ属 Hemerocallis(萱草屬)の植物については、ワスレグサ属を見よ。
 中国で萱草と呼ぶものは、この種である。
 漢名の萱草(ケンソウ,xuancao)は、古くは諼草・蘐草(ケンソウ,xuancao)と書いた。諼・蘐とは、わすれる意。萱は、諼・蘐と同音の 置き換え字。
 和名のカンゾウは漢名の音の転訛、ワスレグサは漢名の訓。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』12(1806)に、「萱草 ワスレグサ延喜式和名鈔 シノブグサ古歌 クワンザウ枕草子、今通名 ヒルナ俗名 ギボキナ佐州 アマナ播州 シヤウビ防州 カツコバナ南部 トツテコウ信州 クハンス肥前 ニクナ土州 ヤブニンニク伯州」と。
 属名・英名については、ワスレグサ属の訓を見よ。
 中国(河北・山西盧・陝西・山東・兩湖・四川・雲南・貴州・兩廣)に自生、各地で栽培する。
 日本には古く渡来し、各地で栽培する。
 古くヨーロッパにも入った。
 中国では、人の憂いを忘れさせると言う意味で忘憂草と呼び、諼草・蘐草も同じ意。また、既婚の女性が萱草を身につけたり食ったりすると男子を授かると言い、故に宜男草と呼ぶ。
 詳しくは、『Web版 中国絵画史事典』萱草の項を見よ。
 ホンカンゾウ及びマンシュウキスゲ H. flava(黄花菜)の根を萱草と呼び、薬用にする。
 また、同属の次のものの根も、薬用にする。
   ウコンカンゾウ H. citrina (檸檬萱草・黄花・金針菜・黄金萱)
   H. llioasphodelus (北黄花菜・鹿葱)
   ホソバキスゲ H. minor (小萱草・紅萱)
   H. plicata (褶葉萱草
連珠炮・下奶藥)

 ただし、いくつかの種では毒性が強く、適量を過ごすと失明・死亡に至ることがあるので、医師の指導のもとで慎重に用いよ、とある(以上、『全国中草薬匯編』)
 また、上蘭のカンゾウ類の花の蕾を、新鮮なまま 或は乾燥して、金針菜(キンシンサイ,jinzhencai)と呼び、食用にする。
 日本における萱草の文化史は、かんぞう(萱草)を見よ。

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