さわふたぎ (沢蓋木)

学名  Symplocos sawafutagi (S. chinensis subsp. pilosa, 
  S. chinensis var. leucocarpa f. pilosa)
日本名  サワフタギ
科名(日本名)  ハイノキ科
  日本語別名  ルリミノウシコロシ、ムシカレ、ニシゴリ(錦織)・ニシコリ・ニシッコリ、コメゴ 
漢名  瑠璃白檀(ルリハクタン,liúlí báitán) 
科名(漢名)  山礬(サンハン,shānfán)科
  漢語別名  琉璃山礬(ルリサンハン,liúlí shānfán)、土常山(ドジョウザン, tŭchángshān)、猪婆柴(チョハサイ,zhupochai)、江黃仔(コウコウシ, jianghuangzi)、狗屎木、華灰木華山礬(カサンハン,huá shānfán)
英名  
2024/03/14 植物多様性センター  2024/03/27 同左
2007/04/10 小石川植物園
2021/04/22 小平市玉川上水緑地

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2024/04/25 植物多様性センター
2008/04/29 神代植物公園

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2024/05/29 府中市浅間山 
2017/07/08 長野県蓼科山

 2023/10/03 植物多様性センター
2023/11/04 同上 

 まれに果実が白いものがあり、シロミノサワフタギ f. leucocarpa という。
 中国に分布するのは、カラサワフタギ Symplocos chinensis var. chinensis(華山礬)。 『雲南の植物Ⅱ』203
 ハイノキ属 Symplocos(山礬 shānfán 屬)の植物については、ハイノキ属を見よ。
 「和名ハ蓋シ澤蓋木ノ意ニシテ澤水ノ上ニ繁リテ之ヲ覆フヨリノ名ナラン」(『牧野日本植物圖鑑』)。地方により、他にフサザクラクロウメモドキもサワフタギの名で呼ぶ。
 「又にしごりハにしっこりトモ云ヒ、錦織木ノ意ナリ、是レ此灰汁ハ主トシテ紫根染ノ時必要ナレバナリ」(『牧野日本植物圖鑑』、白井光太郎『樹木和名考』略同)。一説に、虫食われ→ムシカレ・ムシカリ・ムシコリ→ニシコリ・ニシゴリであろう、という
(武田久吉『民俗と植物』)ムシカリを見よ。
 北海道・本州・四国・九州・朝鮮・江西・湖南・兩廣に分布。
 

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