さんしゅゆ (山茱萸) 

学名  Cornus officinalis (C.officinalis var.koreana, Macrocarpium officinale, Bothrocaryun controversum)
日本名  サンシュユ
科名(日本名)  ミズキ科
  日本語別名  ハルコガネバナ、アキサンゴ、イタチハジカミ、カリハノミ
漢名  山茱萸(サンシュユ,shānzhūyú)
科名(漢名)  山茱萸(サンシュユ,shānzhūyú)科
  漢語別名  野春桂(ヤシュンケイ,yechungui)
英名  Japanese(Asiatic) cornerian cherry
2006/01/15 薬用植物園
2006/02/11 神代植物公園
2006/02/18 同上
2006/02/25 同上

2007/03/04 野川公園自然観察園

2006/03/11 神代植物公園
2006/04/15 神代植物公園

2006/05/06 薬用植物園 2007/05/03 同左
2008/06/01  同上 2006/06/22 同左

2006/10/28 薬用植物園
2023/11/09 同上 
2023/12/03 同上 
2010/12/11 同上 
2007/12/25 同上
 ミズキ属 Cornus(山茱萸 shānzhūyú 屬)については、ミズキ属を見よ。
 和名は、漢名の音。漢名は、秋に熟する赤い果実から。
 漢名を茱萸(シュユ,zhūyú)と言うものには、次のものがある。
サンシュユ 山茱萸 Cornus officinalis
ゴシュユ 呉茱萸 Evodia rutaecarpa
カラスザンショウ 食茱萸・ Zanthoxylum ailanthoides
 中国で歴史的に茱萸と呼び、その実を9月9日に食ってきたものは、食茱萸。サンショウを見よ。
 『本草和名』に、山茱萸は「和名以多知波之加美、一名加利波乃美」、食茱萸は「和名於保多良乃美」と。
 『延喜式』山茱萸に、「ヤマハシカミ」と。
 朝鮮・山西・陝西・河南・山東・安徽・浙江・四川に分布。
 日本には、享保7
(1722)年薬用に朝鮮から導入され、小石川の御薬園で栽培された。19世紀初には世に多く栽ていた(『本草綱目啓蒙』31)
 中国では、果実(じつは偽果)から種子(じつは果実)を抜き取った果肉(じつは成熟した花床)を乾燥させたものを山茱萸(サンシュユ,shānzhūyú)・棗皮(ソウヒ,zăopí)・萸肉と呼び、薬用にする。『全國中草藥匯編 上』pp.111-112 『中薬志Ⅱ』pp.6-7 『(修訂) 中葯志』III/153-156 
 日本では、生薬サンシュユ(山茱萸)は サンシュユの偽果の果肉である(第十八改正日本薬局方)。
 賈思勰『斉民要術』(530-550)巻4「種茱萸」に、「山茱萸は則ち食うに任えず」と。この書に言う茱萸は、食茱萸
 宮崎県の民謡稗つき節に「庭のさんしゅゆの木」と詠われているものは、サンショウ(山椒)の転訛であろうという。

跡見群芳譜 Top ↑Page Top
Copyright (C) 2006- SHIMADA Hidemasa.  All Rights reserved.
跡見群芳譜トップ モクゲンジ イチイ アブラチャン タチバナ イロハカエデ 樹木譜index