みずなら (水楢) 

学名  Quercus mongolica (=Q. crispula)
日本名  ミズナラ
科名(日本名)  ブナ科
  日本語別名  オオナラ
漢名  蒙櫟(モウレキ,mengli)
科名(漢名)  殻斗(コクト,kedou)科
  漢語別名  小葉槲樹(ショウヨウコクジュ,xiaoyehushu)、靑剛櫟(セイコウレキ,qinggangli)、柞樹(サクジュ,zuoshu)
英名  
2007/04/15 神代植物公園

2007/05/12 神代植物公園

2011/08/15 長野県霧ヶ峰 (八島が原)

2010/08/26 長野県志賀高原


2006/12/07 神代植物公園

2006/10/19 神代植物公園


2009/04/18 栃木県那須町 温泉(ゆぜん)神社
樹高18m、周囲4mという


 日本産のミズナラは、var. grosseserrata。
 基本種モンゴリナラ var. mongolica は、朝鮮・中国
(東北)・ウスリー・アムール・モンゴルに分布。
 コナラ属コナラ亜属の植物については、ナラを参照。
 和名は、材に水分が多く、火に燃えにくいことから。
 槲(コク,hu)の字については、カシワを見よ。
 大木で、コナラより高所に森林を作って生える。
 日本
(北海道・本州・四国・九州)・朝鮮・中国(東北・内蒙古・河北・山東・山西)・千島・樺太に分布。
 建築材・器具材としてナラ材のうち最優秀。ほかに椎茸栽培の原木として用いる。
 中国では、葉を柞樹葉、樹皮を柞樹皮と呼び、薬用にする。

  楢(なら)若葉てりひるがへるうつつなに山蚕(やまこ)は青く生(あ)れぬ山蚕は
    (斎藤茂吉「死にたまふ母」(1913)より。『赤光』所収)
  ぢりぢりとゐろりに燃ゆる楢の樹
(き)の太根はつひにけむり挙げつも
     
(1915,斉藤茂吉『あらたま』)
  くらやみに楢の木原にとよもせる山のあらしを夜もすがら聞く(那須にて)
  このあした楢の若葉にながらふるさ霧のおとを聞くはさびしゑ
  みづ楢の葉のひるがへる一日
(ひとひ)だに木原のなかにこもりて居らな(養病微吟)
     (1931,斉藤茂吉『石泉』)
  山なかのゆふまぐれとぞ乾
(ひ)そりたる楢の落葉のうへに降る雨
     
(1933上高地,斎藤茂吉『白桃』)
  楢の葉のあぶらの如きにほひにもこのわが心堪へざるらしも
     
(1936,斎藤茂吉『暁紅』)
  こがらしは吹くべくなりてこの村の楢の木原に青き繭さがる
     
(1945「疎開漫吟」,齋藤茂吉『小園』) 
 



跡見群芳譜 Top ↑Page Top
Copyright (C) 2006- SHIMADA Hidemasa.  All Rights reserved.
跡見群芳譜トップ モクゲンジ イチイ アブラチャン タチバナ イロハカエデ 樹木譜index