ごんずい (権萃)

学名  Euscaphis japonica
日本名  ゴンズイ
科名(日本名)  ミツバウツギ科
  日本語別名  キツネノチャブクロ、クロクサギ
漢名  野鴉椿(ヤアチン,yeyachun)
科名(漢名)  雀沽油(ジャクコユ,queguyou)科
  漢語別名  
英名  
2009/04/16 入間市宮寺

2007/04/10 小石川植物園

2007/04/29 神代植物公園

2007/05/20 同上

2006/08/13 同上

2007/09/04 入間市宮寺


 ゴンズイ属 Euscaphis(野鴉椿屬)は、1属1種、東アジアに次のものがある。
   ゴンズイ E. japonica(野鴉椿)
     タネガシマゴンズイ var. lanata 
 ミツバウツギ科 STAPHYLEACEAE(雀沽油科)については、ミツバウツギを見よ。
 和名の由来は不明、権萃は当字。一説に、牛王(ごおう)杖の転訛かと云う。
 牛王杖とは、熊野牛王の守り札を挟む杖。農民は、田畑の害虫その他の災害を防ぐために、これを地に指した。
 牛王の守影は、厄除けとして富士浅間神社・熱田神宮・日吉神社・祇園・東寺・奈良大仏殿・高野山・熊野三山などで授けたが、就中熊野のものは所謂烏牛王であり、霊験あらたかなのものとされ、牛王売はこれを全国に売り歩いた。
 牛王杖にする木は、普通はヤナギ・ヌルデなど。紀伊有田ではキブシを用いた。
 本種のほか、キブシコシアブラにゴンズイの別名がある。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』(1806)31樗に、「ゴンズイ キツネノチヤブクロ スゞメノチヤブクロ ウメボシノキ ツミクソノキ泉州 ハゼナ土州 クロハゼ同上 ダンギナ紀州 ハナゝ ダンギリ共同上 タンギ勢州 クロクサギ播州 ゴマノキ肥州」と。
 
ただし、漢名を樗(チョ,chu)というものは、ニワウルシまたはセンダン 
 日本(関東以西)・朝鮮(南部)・中国(河北乃至長江流域)・臺灣に分布。
 嫩葉は食用。
 中国では、根(野鴉椿根)・花(野鴉椿花)・果或は種子(野鴉椿子)を薬用にし、種子からは油を採る。
 日本では、材に臭いがあるので薪にしか用いず、役立たずの木といわれる。



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