まつよいぐさ (待宵草) 

学名  Oenothera stricta 
日本名  マツヨイグサ
科名(日本名)  アカバナ科
  日本語別名  
漢名  待宵草(タイショウソウ,dàixiāocăo)
科名(漢名)  柳葉菜(リュウヨウサイ,liŭyècài)科
  漢語別名  月見草(ゲツケンソウ,yuèjiàncăo)、夜來香(ヤライコウ,yelaixiang)、山芝麻(サンシマ,shanzhima)
英名  Sand eveningprimrose
2006/05/29 新座市大和田

2005/06/01  小平市学園西町

2008/06/19 小平市

 マツヨイグサ属 Oenothera(月見草 yuèjiàncăo 属)には、南北アメリカに約130-155種がある。

  チャボツキミソウ O. acaulis
  メマツヨイグサ O. biennis(月見草・夜來香;E.Evening primrose)
  イヌヤマモモソウ O. curtiflora(Gaura parviflora;小花山桃草)
  O. drummondii(海邊月見草・待宵草)
南西USA・メキシコ原産
  キダチマツヨイグサ
(キダチツキミソウ) O. fruticosa(灌木月見草)
    シモフリマツヨイグサ subsp. glauca(O.glauca)
  エダウチヤマモモソウ O. gaura(Gaura biennis;闊果山桃草)
  タマザキマツヨイグサ O. × gigantea
  オオマツヨイグサ O. glazioviana(O.lamarckiana, O.erythrosepala;黃花月見草;
        E.Common eveningprimrose, Large-flowered eveningprimrose)
  オオバナコマツヨイグサ O. grandis(O.laciniata var.grandiflora)
  O. grandiflora 
北米東部産、オニマツヨイグサではない
  ミナトマツヨイグサ O. indecora(O.humifusa)
南米中東部原産
  オニマツヨイグサ O. jamesii
         
USA・メキシコ・カナリア諸島原産。旧来 O.grandiflora としてきたのは誤り
  コマツヨイグサ(キレハマツヨイグサ) O. laciniata(裂葉月見草;E.Cutleaf eveningprimrose)
  オオメマツヨイグサ O. × laeta(O.×fallax)
  O. lamarchiana(拉馬克月見草)
  ヤマモモソウ
(ハクチョウソウ) O.lindheimeri(Gaura lindheimeri;山桃草・白蝶花)
  ミズーリマツヨイグサ O. macrocarpa(O.missouriensis;長果月見草)
 USA中央部原産
  アレチマツヨイグサ(ヒメマツヨイグサ) O. parviflora(小花月見草)
 北米東部原産
  ヒナマツヨイグサ O. perennis(宿根月見草)
    ケヒナマツヨイグサ var. rectipilis
  O. pumila
北米原産
  ユウゲショウ(アカバナユウゲショウ) O. rosea(粉花月見草;E.Redflower eveningprimrose)
        
『中国雑草原色図鑑』146
  ヒルザキツキミソウ O. speciosa(美麗月見草;E.Showy eveningprimrose)
    モモイロヒルザキツキミソウ var. childsii
  マツヨイグサ O. stricta(待宵草・月見草・夜來香・山芝麻;
        E.Sand eveningprimrose)
  ツキミソウ O. tetraptera(四翅月見草)
  クキナシマツヨイグサ O. triloba
  ノハラマツヨイグサ O. villosa(O.depressa;長毛月見草) 北米原産 
   
 アカバナ科 Onagraceae(柳葉菜 liŭyècài 科)については、アカバナ科を見よ。
 和名・英名は、夕暮れに開花することから。なお、宵待草(よいまちぐさ)は 俗称。
 英名 Evening primrose は、同属の植物の総称。
 南アメリカ(チリ・アルゼンチン)原産。今日では世界中に帰化。
 日本には、1851年ころオランダ船により観賞用に舶来。野生化し、昭和初期には関東以西に広く見られたが、以後急速に減少。
 中国では、東北・山東・江蘇などで栽培され、一部野生化している。
 中国では、種から食用油を、花から芳香油を採り、茎の皮から繊維を取って縄を作り、根は薬用にする。
 世に行われている宵待草(よいまちぐさ)の俗称は、竹久夢二(1884-1934)が大正元年(1912)に発表し、大流行した、次の詞による。
待てど暮せど来ぬ人を
宵待草のやるせなさ
今宵は月も出ぬそうな
 

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