アレクサンドリアセンナ 

学名  Senna alexandrina (S.angustifolia, Cassia acutifolia, C.senna, C.alexandriana, C.angustifolia)
日本名  アレクサンドリアセンナ
科名(日本名)  マメ科
  日本語別名  ホソバセンナ、チンネベリーセンナ、センナ
漢名  塞納決明(サイノウケツメイ, sāinà juémíng)
科名(漢名)  豆(トウ,dòu)科
  漢語別名  狹葉蕃瀉(キョウヨウバンシャ,xiayefanxie)、尖葉蕃瀉、埃及栴那、塞納決明
英名  Indian senna, Tinnevelly senna
2008/08/19 薬用植物園  「チンネベリーセンナ」 Cassia angustifolia」 生薬名 センナ」と表示
2007/10/08 薬用植物園  (表示は同上)

 センナ属 Senna(決明 juémíng 屬)には、世界の熱帯・亜熱帯に約260種がある。

  ハネセンナ S. alata(Cassia alata;翅莢決明・有翅決明・翼柄栴那・對葉豆)
        
 熱帯アメリカ原産、観賞用に栽培、廣東・雲南に帰化
  アレクサンドリアセンナ
(センナ・ホソバセンナ・チンネベリーセンナ)
         S. alexandrina (S.angustifolia, Cassia acutifolia, C.senna,
         C.alexandriana;尖葉蕃瀉・狹葉蕃瀉・埃及栴那・塞納決明;
         E. Alexandrian senna, Tinnevelly senna, Indian senna)
  S. auriculata(Cassia auriculata;耳葉蕃瀉・耳葉決明)インド産
         『中薬志Ⅲ』p.305 『(修訂) 中葯志』V/142
  S. bicapsularis(Cassia bicapsularis;雙莢決明)
  ハナセンナ S. corymbosa(Cassia corymbosa)南米産、観賞用に栽培
  フタホセンナ S. didymobotrya(Cassia didymobotrya;長穗決明)
旧世界熱帯産
  キダチハブソウ S. × floribunda
  ヨツバセンナ S. fruticosa
  アメリカセンナ S. hebecarpa
  ケセンナ S. hirsuta(Cassia hirsuta;毛莢決明)
  S. italica(Cassia obovata;倒卵葉蕃瀉)インド・アフリカ産
         
『中薬志Ⅲ』p.305 『(修訂) 中葯志』V/142
  ツリハブソウ S. marilandica
  S. multijuga(Cassia multijuga;密葉決明)
  エビスグサ S. obtusifolia(S.tora var.obtusidolia, Cassia obtusifolia;
         決明・馬蹄決明・鈍葉決明・假綠豆・草決明)
熱帯アメリカ原産 
  ハブソウ S. occidentalis(Cassia occidentalis, C.torosa;望江南)
  コバノセンナ S. pendula(Cassia coluteoides) メキシコ・熱帯アメリカ産 
  タガヤサン S. siamea(Cassia siamea;鐵刀木)
        
『雲南の植物Ⅲ』133・『中国本草図録』Ⅰ/0118
  オオバノセンナ S. sophera(Cassia sophera;茳芒決明・槐葉決明・望江南)
        
『中国本草図録』Ⅳ/1689
  S. spectabilis(Cassia spectabilis; 美麗決明)
熱帯アメリカ産 
  S. sulfurea(Cassia surattensis ssp.glauca, Cassia glauca,
         C.arborescens;粉葉決明;E. Largeanther senna)
  モクセンナ S. surattensis(Cassia surattensis;黃塊決明)
  ホソミエビスグサ(エビスグサ) S. tora(Cassia tora;
        小決明・決明・馬蹄決明・假綠豆) 熱帯アジア原産、長江以南に帰化
        『中薬志Ⅱ』pp.129-131、『中国本草図録』Ⅰ/0119・『中国雑草原色図鑑』100
        
日本には享保(1716-1736)年間に入る。九州(南部)・琉球に帰化、ただし結実しない
   
 マメ科 Leguminosae(Fabaceae;豆 dòu 科・荳科)については、マメ科を見よ。
 和名センナは、属名から。
 属名・英名 senna は、アラビア名サナー sana から。
 種小名は、昔アレクサンドリアから輸出されていたことから。
 英名 Indian はインドに産することから、Tinnevelly はそのマドラス地方の地名。
 エジプト南部・スーダン原産、アラビア南部乃至インドで栽培
 葉・果実にセンノシド sennoside などを含み、瀉下作用がある。
 中国では、本種の葉をセンナ葉(蕃瀉葉,バンシャヨウ,fanxieye、瀉葉、旃那葉(センナヨウ, zhānnāyè)と呼び、薬用にする。『中薬志Ⅲ』pp.301-306 『(修訂) 中葯志』V/139-146 
 日本では、生薬センナは アレクサンドリアセンナの小葉である(第十八改正日本薬局方)。 

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