ひよす (菲沃斯)

学名  Hyoscyamus niger
日本名  ヒヨス
科名(日本名)  ナス科
  日本語別名  
漢名  天仙子(テンセンシ,tianxianzi)
科名(漢名)  茄科(カ)
  漢語別名  莨菪(ロウトウ,langdang)・閬薚、山烟(サンエン,shanyan)、山菸・山大菸、牙痛子(ガツウシ,yatongzi)
英名  Henbane
2007/06/20 薬用植物園

 ヒヨス属 Hyoscyamus(天仙子屬)には、約20種がある。
   H. bohemicus(小天仙子)
 『中国本草図録』Ⅴ/2303・『中国雑草原色図鑑』194
   ヒヨス H. niger(天仙子・莨菪)
       
『雲南の植物Ⅰ』242・『中国雑草原色図鑑』195・『中草藥現代研究』Ⅱp.542
   H. pusillus(中亞天仙子) 『中国本草図録』Ⅷ/3794
   H. tangutica(馬尿泡) 
 ナス科 SOLANACEAE(茄科)については、ナス科を見よ。
 和名は、属名の Hyoscyamus から。菲沃斯は当て字。
 漢名莨菪は、「其の子(み,たね) 之を服すれば、人をして狂浪放宕せしむ、故に名づく」と(李時珍『本草綱目』)
 深江輔仁『本草和名』(ca.918) 及び源順『倭名類聚抄』(ca.934)莨蓎 子に、「和名於保美留久佐」と。
 広くヨーロッパ・ヒマラヤ・中国(東北・内蒙古・河北・河南・山東・江蘇・浙江・江西・山西・陝西・甘肅・靑海・寧夏・新疆・西藏)・シベリアに分布。日本では、薬用に栽培。
 全草にアルカロイドのヒヨスチアミン hyoscyamine(菪礆)を含み、有毒。 
 乾燥した葉をヒヨスと呼び、葉から採るヒヨスエキスとともに薬用にする。種子も薬用原料。『中薬志Ⅱ』pp.43-46 
 日本で、ロートコン(莨菪根)と呼び、鎮痛薬・目薬として用いるものは、ハシリドコロ Scopolia japonica。
 光同期性や春化処理など、開花生理の実験材料。
 ヨーロッパでは、ギリシア時代から その幻覚作用・睡眠作用・鎮静作用などを利用した。
 中世では、魔女が用いる悪魔の草。

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