やぶみょうが (藪茗荷) 

学名  Pollia japonica
日本名  ヤブミョウガ
科名(日本名)  ツユクサ科
  日本語別名  ミョウガソウ、ハナミョウガ、ササリンドウ、チクランソウ
漢名  杜若(トジャク,dùruò)
科名(漢名)  鴨跖草(オウセキソウ, yāzhícăo)科
  漢語別名  竹葉花(zhúyèhuā)・竹葉蓮(チクヨウレン,zhúyèlián)、地藕(チグウ,dìŏu) 
英名  
2006/08/13 神代植物公園

2005/08/02   野川公園自然観察園

2006/07/31 新座市中野
2008/06/28 入間市宮寺
2005/08/11 殿ヶ谷戸公園
2008/11/19 跡見学園女子大学新座キャンパス

 和名に関わらず、ツユクサ科の植物であり、ショウガ科のミョウガとは異なる。
 ヤブミョウガ属 Pollia(杜若 dùruò 屬)には、世界の熱帯・亜熱帯に約18種がある。
   P. hasskarlii(大杜若)
   ヤブミョウガ P. japonica (杜若)
   コヤブミョウガ P. miranda(P.japonica var.minor;川杜若)
   P. omeiensis (川杜若) 『中国本草図録』Ⅶ/3409
   P. hasskarlii(粗柄杜若・黑珍珠) 『中国本草図録』Ⅷ/3930
   ザルゾコミョウガ P. secundiflora(長花柄杜若) 『中国本草図録』Ⅹ/4925
   P.siamensis(長柄杜若)
   P. subumbellata (傘花杜若)
   P. thyrsiflora(密花杜若) 
 ツユクサ科 Commelinaceae(鴨跖草 yāzhícăo 科)については、ツユクサ科を見よ。
 漢名の杜若は、植物名としてはヤブミョウガを指す。日本でこれをカキツバタにあてるのは誤り。
 『大和本草』に、「杜若 ヤブミヤウカト云・・・又國俗アヤマリテ杜若ヲカキツハタトヨム、カキツハタハ燕子花ナルヘシ、杜若ニハアラズ」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』10
(1806)杜若に、「ヤブメウガ サゝリンドウ紀州 メウガサウ加州 チクランサウ薩州 ハナメウガ播州」と。
 本州(関東以西)・四国・九州・朝鮮・臺灣・福建・浙江・安徽・江西・兩湖・兩廣・四川・貴州・インドシナに分布。
 中国では、全草を竹葉蓮(チクヨウレン,zhúyèlián)と呼び、薬用にする。 『全国中草葯匯編』下/257
  

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