しゅろそう (棕櫚草) 

学名  Veratrum maackii var. japonicum
日本名  シュロソウ
科名(日本名)  ユリ科
  日本語別名  
漢名  
科名(漢名)  
  漢語別名  
英名  
2008/07/01 小石川植物園
2017/08/02 長野県霧ヶ峰

2007/08/13 薬用植物園

 シュロソウ属 Veratrum(藜蘆屬)には、次のようなものがある。
   Veratrum album
     var. album 
ヨーロッパ乃至シベリアに分布
     バイケイソウ var. oxysepalum(var.grandiflorum, V.oxysepalum, V.grandiflorum)
   ミヤマバイケイソウ V. alpestre
   V. atroviolaceum (黑紫藜蘆)
   V. dahuricum (興安藜蘆)
 『中国本草図録』Ⅲ/1432
   V. grandiflorum (蒜藜蘆)
   V. maackii
     ホソバシュロソウ var. maackii(var.maackioides, V.nigrum ssp.maackii;
         毛穗藜蘆・馬氏藜蘆)
『中薬志Ⅰ』pp.523-527、『中国本草図録』Ⅴ/2423
     アオヤギソウ(ヒロハアオヤギソウ) var. parviflorum 花は黄緑色
     タカネアオヤギソウ var. longibracteatum(V.longibracteatum)アオヤギソウの高山型
     シュロソウ(オオシュロソウ) var. japonicum(var.parviflorum f.japonicum,
         V.nigrum ssp.maackii var.japonicum, V.nigrum var.japonicum)
       ムラサキタカネアオヤギソウ f. atropurpereum シュロソウの高山型。
         
「以上の、アオヤギソウ、シュロソウの類は、環境により、形態、花の色などに変化が多く、
         種、変種の区分がむずかしく、
学名の扱いかたもなかなかめんどうである」(『日本の野生植物』)。 
   V. maximowiczii (閩浙藜蘆)
   V. mentzeanum (小藜蘆・蒙自藜蘆・披麻草・小棕包)
   V. nigrum (藜蘆・黑藜蘆・山葱・鹿葱・憨葱)
         
 ユーラシアの温帯に分布。『中薬志Ⅰ』pp.523-527、『中国本草図録』Ⅸ/4430
   コシジバイケイソウ V. nipponicum
   エゾバイケイソウ V. oxysepalum(尖被藜蘆)
 『中国本草図録』Ⅲ/1433
   V. puberulum (毛葉藜蘆・人頭髮) 『中国本草図録』Ⅶ/3429
   V. schindleri (天目藜蘆・刑氏藜蘆)
   コバイケイソウ V. stamineum
     ウラゲコバイケイ var. lasiophyllum
     ミカワバイケイソウ var. micranthum
   V. stenophyllum (狹葉藜蘆・披麻草・七仙草)
   V. taliensis (大理藜蘆・披麻草) 
 ユリ科 Liliaceae(百合科)については、ユリ科を見よ。
 和名は、茎の基部に古い葉の繊維が残る様子を、シュロの糸になぞらえて。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)藜蘆に、「和名也末宇波良、一名之々乃久比乃岐」と。
 源順『倭名類聚抄』
(ca.934)藜蘆に、「和名夜末宇波良、一云之々乃久比乃木」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』13(1806)藜蘆に、「シユロサウ 日光ラン」と。
 漢名の藜蘆は、「黒色は黎と曰う。其の蘆は、黑皮有りて之を裹む。故に名づく」と(本草綱目)
 日本(本州・北海道)に分布。
 全草ことに根は有毒。
 中国では、シュロソウ属の植物のうち、
   V. nigrum (藜蘆・黑藜蘆)
   ホソバシュロソウ V. maackii (毛穗藜蘆・馬氏藜蘆)
の根を藜蘆(レイロ,lilu)と呼び薬用にする
(『中薬志Ⅰ』pp.523-527)。地方により、以下のものを藜蘆として薬用にする。
   V. dahuricum (興安藜蘆)
   V. puberulum (毛葉藜蘆・人頭髮)
   V. schindleri (天目藜蘆・刑氏藜蘆)
   V. taliensis (大理藜蘆・披麻草)

 また、次のものの根・全草を小棕包と呼び、薬用にする。
   V. mentzeanum (小藜蘆・蒙自藜蘆・披麻草・小棕包)
   V. stenophyllum (狹葉藜蘆・披麻草・七仙草) 


跡見群芳譜 Top ↑Page Top
Copyright (C) 2006- SHIMADA Hidemasa.  All Rights reserved.
クサコアカソウ シュロソウ スハマソウ イワチドリ チダケサシ 跡見群芳譜トップ 野草譜index