おのまんねんぐさ (雄之万年草) 

学名  Sedum lineare
日本名  オノマンネングサ
科名(日本名)  ベンケイソウ科
  日本語別名  マンネングサ、タカノツメ
漢名  佛甲草(ブツコウソウ,fojiacao)
科名(漢名)  景天(ケイテン,jingtian)科
  漢語別名  鼠牙半支蓮(ソガハンシレン,shuyabanzhilian)、禾雀■{月偏に利}
英名  
 大場秀章は、マンネングサ属(キリンソウ属) Sedum を次の5亜属 subgenesis に分ける(『日本の野生植物』)
   Telmissa
   Balfouria
   Spathulata
   キリンソウ亜属 Aizoon

   マンネングサ亜属 Sedum 
 中国では、Sedum(景天屬)を次の5節 section(組)に分ける(『中国高等植物図鑑』補Ⅱpp.11-24)
   Telephium (景天組)
   Sinosedum (寶興景天組)
   Filipes (小山飄風組)
   Oreades (山景天組)
   Aizoon (費菜組)
 上記二書により、マンネングサ亜属 subgen. sedum〔中国の分類による Sect.Aizoon(費菜組) Ser.Japonica(日本景天系)〕に属する植物を、学名順に一覧する。

   ヨーロッパタイトゴメ
(オウシュウマンネングサ) S. acre(金毡景天;E.golden carpet)
       
ヨーロッパ・北アフリカ・小アジア原産、北アメリカ・日本などに帰化
   オウシュウマンネングサ S. acre
   シロバナマンネングサ S. album(玉米石)
   シナマンネングサ S. alfredi(東南景天・石上瓜子菜)
   S. baileyi(對葉景天)
   S. boninense → S. uniflorum ssp. boninense
   コモチマンネングサ S. bulbiferum(S.rosulato-bulbosum, S.alfredi var. bulbiferum
       ;珠芽景天・珠芽半支・珠芽佛甲草・馬尿花・馬屎花)
 『中国本草図録』Ⅵ/2640
   アオバナイチネングサ S. caeruleum
   S. concarpum(合果景天)
   ヒメホシビジン S. dasyphyllum
西南ヨーロッパ・北アフリカ原産、日本(山口・広島)に帰化
   ハコベマンネングサ
(ナナツガママンネングサ・ケマンネングサ) S. drymarioides(大葉火焔草)
   S. emarginatum(石板菜・凹葉景天・石見莧・馬牙半支蓮)
 『中国本草図録』Ⅳ/1653
   S. engleri(長圓景天)
   ハママンネングサ
(シママンネングサ・タカサゴマンネングサ) S. formosanum(S.mariae;臺灣景天)
   キダチベンケイ S. frutescens
   S. giajai(川西景天)
   S. grammophyllum(禾葉景天)
   マツノハマンネングサ S. hakonense
   ウスユキマンネングサ S. hispanicum
       
ヨーロッパ中部乃至小アジア原産、日本(北海道・本州関東以北)に帰化
   S. japonicum
     ssp. japonicum
       メノマンネングサ var. japonicum
       ミヤママンネングサ var. senanense
     タイトゴメ ssp. oryzifolium
       オカタイトゴメ var. pumilum
     ムニンタイトゴメ ssp. boninense
     コゴメマンネングサ ssp. uniflorum
     ミヤママンネングサ var. senanense
   ウンゼンマンネングサ S. kiushianum
   S. leucocarpum(白果景天・黄花岩松)
   オノマンネングサ
(マンネングサ・タカノツメ) S. lineare
       (佛甲草・指甲草・鼠歯半支蓮・鼠牙半支)『中国本草図録』Ⅰ/0090
   S. luntsuenense(龍泉景天)
   マルバマンネングサ
(マメゴケ) S. makinoi(圓葉景天)
   メキシコマンネングサ S. mexicanum
       
種小名に関らず東アジア原産、日本(本州関東以西・四国・九州)に帰化
   S. middendorfianum(岩景天・狗景天)
 『中国本草図録』Ⅳ/1654
   タマツヅリ S. morganianum
   ニイタカマンネングサ S. morrisonense(玉山景天・玉山佛甲草)
 臺灣産
   S. multicaule(多莖景天・滇瓦花)
   ナガサキマンネングサ S. nagasakianum(S.alfredi var.nagasakianum)
   S. odontophyllum(天黃七・齒葉景天・紅胡豆七) 『中国本草図録』Ⅹ/4619
   S. onychopetalum(爪瓣景天)
   S. oreades
中国西南部乃至ヒマラヤに分布。『週刊朝日百科 植物の世界』5-243
   S. oryzifolium → S. uniflorum ssp.oryzifolium
   ウスバキダチベンケイ S. oxypetalum
   ニイタカナガバマンネングサ S. parvi
   S. planifolium(平葉景天)
   ウンゼンマンネングサ S. polytrichoides(蘚状景天)
     ssp. yabeanum
       セトウチマンネングサ var. setouchiense
       ツシママンネングサ var. yabeanum
   S. quaternatum(四葉景天)
   コウライコモチマンネングサ S. rosulatobulbosum
   ニジノタマ S. rubrotinctum
   オオメノマンネングサ S. rupifragum
   ツルマンネングサ S. sarmentosum(垂盆草・狗牙歯・鼠牙半枝蓮)
   S. sasakii → S. uniflorum ssp. uniflorum
   サツママンネングサ S. satumense
   ミヤママンネングサ S. senanense
   ヒメレンゲ
(コマンネンソウ) S. subtile
   ヤハズマンネングサ S. tosaense
   タカネマンネングサ S. tricarpum
   S. uniflorum
(S.japonicum を参照)
     ムニンタイトゴメ ssp. boninense
     メノマンネングサ ssp. japonicum(S.japonicum;日本景天・佛甲草)
        ミヤママンネングサ var. senanense(S.senanense)
     タイトゴメ ssp. oryzifolium(S.oryzifolium)
     コゴメマンネングサ
(タイワンタイトゴメ) ssp. uniflorum(S.sasakii)
   ケイチマンネングサ S. villosum
   S. wenchuanense(汶川景天)
   S. woronowii(長萼景天)
   S. yvesii(伙連草)
   ヒメマンネングサ S. zentaro-tashiroi 
 ベンケイソウ科 Crassulaceae(景天科)の植物については、ベンケイソウ科を見よ。
 和名マンネングサは、摘み取って捨てても なお生き残ることから。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』16(1806)仏甲草に、「総名マンネングサ ツルレンゲ イツマデグサ ステグサ丹波 イハマキ同上 ノビキヤシ雄泉州、雌大和本草 ネナシグサ雄大和本草、雌勢州 ハマゝツ雄紀州播州、雌豫州 イミリグサ雄豊後、雌豊前。  雄名イチゲサウ大和本草 テンジンノステグサ藝州 ステグサ紀州 シテグサ豫州 ツミキリグサ筑前 チリチリ南部 タカノツメ勢州龜山 ホットケグサ同上山田 ホトケグサ同上内宮 ネナシカヅラ和州 江戸コンゴウ防州 ミヅクサ阿州 センネンサウ讃州 ヒガンサウ泉州 マムシグサ伯州 イハノボリ同上 ナゲグサ越後 マツガネ江州彦根 カラクサ同上守山。  雌名イチクサ三才図会 マンネンサウ同上 コマノツメ勢州 イチリグサ津軽 フヱグサ秋田 コゞメグサ防州」と。
 日本・中国(華中・華南・西北・西南)に分布。
 日本の本来の自生種であるかは疑わしく、古く中国から帰化した可能性がある、という。
 全草を薬用にする。


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