みしまさいこ (三島柴胡) 

学名  Bupleurum scorzoneraefolium var. stenophyllum(B. falcatum var. komarowi)
日本名  ミシマサイコ
科名(日本名)  セリ科
  日本語別名  アマアカナ、ノゼリ、ノダケ、オオザマシ
漢名  
科名(漢名)  傘形(サンケイ,sanxing)科
  漢語別名  
英名  
2007/04/19 薬用植物園
2007/07/21 同上

2007/08/13 同上
2007/10/08 同上

 ミシマサイコ属 Bupleurum(柴胡屬)には、東アジアに次のものなどがある。
   B. aureum (金黄柴胡・貫葉柴胡) 『中国本草図録』Ⅸ/4261
   B. bicaule(錐葉柴胡)
   B. chinense (B. falcatum;柴胡・茈胡(サイコ,chaihu)・北柴胡・竹葉柴胡・蛇葉柴胡・韭葉柴胡・蚱螞腿・硬苗柴胡;E.Hare's ear)
 広くユーラシアに分布、中国では東北・華北・華東・中南・西南・陝西・甘肅に分布。『中薬志Ⅰ』pp.366-374、『中国本草図録』Ⅱ/0742
   B. dalhousieanum(匍枝柴胡) 『中国本草図録』Ⅷ/3705
   B. densiflorum (密花柴胡)
   B. jucundum (異葉柴胡)
   B. euphorbioides(大苞柴胡) 
『中国本草図録』Ⅲ/1306
   クルマバサイコ
(チゴサイコ) B. fontanesii 地中海地方原産
   B. komarovianum (長白柴胡・柞柴胡)
 『中国本草図録』Ⅴ/2231
   B. krylovianum (新疆柴胡)
   ニセツキヌキサイコ B. lancifolium
地中海地方原産
   B. longicaule(長莖柴胡)
     var. francheti (空心柴胡)
     var. giraldii
   B. longeradiatum
     オオホタルサイコ ssp. longeradiatum(大葉柴胡) 『中国本草図録』Ⅹ/4769
     ssp. sachalinense
       エゾホタルサイコ var. sachalinense
       ホタルサイコ var. elatius
       コガネサイコ var. shikotanense
   B. marginatum (B. falcatum ssp. marginatum;竹葉柴胡・竹葉防風・膜緣柴胡)
   B. microcephalum (馬尾柴胡・綫柴胡)
   B. multinerve (多脈柴胡)
   ハクサンサイコ B. nipponicum
     エゾサイコ var. yezoense
   B. octoradiatum (八傘柴胡)
   ツキヌキサイコ B. rotundifolium
ヨーロッパ・西アジア原産
   オクミシマサイコ B. scorzoneraefolium(B.falcatum var.scorzoneraefolium;狹葉柴胡・南柴胡・軟苗柴胡・紅柴胡・香柴胡) 中国(東北・華北・西北・斉藤・江蘇・安徽・湖北・四川)・モンゴル・シベリア・アムール・ウスリー・樺太に分布。『中薬志Ⅰ』pp.366-374、『中国本草図録』Ⅶ/3248
      ミシマサイコ var. stenophyllum
   B. sibiricum(興安柴胡)
   B. smithii(小五台柴胡・黑柴胡)
『中国雑草原色図鑑』147
   B. tenue (小柴胡・金柴胡・芫荽柴胡)
   レブンサイコ B. triradiatum
   B. yunnanense(滇柴胡) 『中国本草図録』Ⅷ/3706 
 セリ科 Umbelliferae(Apiaceae;繖形科・傘形科)については、セリ科を見よ。
 和名は、サイコ(柴胡)に似て、静岡県三島地方から産出することから。
 漢語の茈・紫・柴の字については、ムラサキの訓を見よ。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)茈胡に、「和名乃世利、一名波末阿加奈」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』9
(1806)柴胡に、「アマアカナ古名 ノゼリ同上 今ハ通名」と。
 日本・朝鮮に分布。
 絶滅危惧Ⅱ類(VU)。東京都・埼玉県では情報不足。
 中国では、柴胡・狹葉柴胡などの根を 柴胡(サイコ,chaihu)と呼び、解熱・鎮痛・強肝に用いる。また地方により、上記の中国産の同属の植物のほとんどすべてを、柴胡と同様に用いる。『中薬志Ⅰ』pp.366-374
 日本では、ミシマサイコの根をサイコと呼び、同様に用いる(日本薬局方)。

かげろふや柴胡の糸の薄曇 (芭蕉,1644-1694,『猿蓑』1691)
   幸田露伴評釈(1937)に、「柴胡近人の耳目に親しからず。されども元禄の頃は、行きわたりたるものなる故に此句ありたりと覚し」と。
 

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