きじむしろ (雉蓆) 

学名  Potentilla fragarioides var. major (P. sprengeliana)
日本名  キジムシロ
科名(日本名)  バラ科
  日本語別名  
漢名  苺葉委陵菜(バイヨウイリョウサイ,meiyeweilingcai)
科名(漢名)  薔薇(ショウビ,qiangwei)科
  漢語別名  雉子筵、滿山紅
英名  
2007/03/29 野川公園自然観察園
2006/03/04 薬用植物園 2007/03/04 野川公園自然観察園
2007/03/29 野川公園自然観察園
2006/04/06 小石川植物園
2008/05/04薬用植物園 2007/07/16 神代植物公園

 母種は ツルキジムシロ P. fragarioides、漢名はこれに対するもの。
 キジムシロ属 Potentilla(委陵菜屬)の植物には、主に北半球の温帯に300-500種がある。
   P. acaulis (星毛委陵菜) 『中国本草図録』Ⅸ/4163
   P. ambigua (楔葉委陵菜) 『中国本草図録』Ⅸ/4164
   コバナキジムシロ
(アメリカキジムシロ) P. amurensis
        
朝鮮・中国に分布,日本には昭和中期に渡来、本州に帰化。
   P. ancistrifolia (鉤葉委陵菜)
   ハイキジムシロ P. anglica
ヨーロッパ原産、20c.末に日本に入り、本州に帰化
   エゾツルキンバイ
(トウツルキンバイ) P. anserina (鵝絨委陵菜・蓮菜花・人參果・蕨麻)
        
 『中国本草図録』Ⅴ/2138・『中国雑草原色図鑑』91
     f. incisa(深裂人參果) 『中国本草図録』Ⅷ/3632
   P. betonicaefolia(三出葉委陵菜) 『中国本草図録』Ⅸ/4165
   P. biflora var. lahulensis
中国(甘肅・四川・西藏)の高山に分布。
        『週刊朝日百科 植物の世界』5-171
   P. bifurca (二裂葉委陵菜)
 『中国本草図録』Ⅲ/1178・『中国雑草原色図鑑』91
   ヒメヘビイチゴ P. centigrana(蛇苺委陵菜)
   カワラサイコ P. chinensis(委陵菜・黄州白頭翁)
        『中薬志Ⅲ』pp.246-251、『中国雑草原色図鑑』92
   P. conferta(大萼委陵菜・白毛委陵菜)
 『中国本草図録』Ⅹ/4628
   P. coriandrifolia
ヒマラヤに分布。『週刊朝日百科 植物の世界』5-176
   ミツモトソウ P. cryptotaeniae(狼牙委陵菜)
 『中国本草図録』Ⅴ/2140
   P. cuneata(楔葉委陵菜)
『雲南の植物』123・『中国雑草原色図鑑』93
   イワキンバイ P. dickinsii
   ツチグリ P. discolor(翻白草・翻白委陵菜・白頭翁)
 日本(本州近畿以西・四国・九州)・
        朝鮮・中国に分布。『中薬志Ⅲ』pp.246-251、『中国本草図録』Ⅴ/2141
        『中国雑草原色図鑑』93 
   エゾツルキンバイ P. egedei var. grandis
   P. eriocarpa (綿毛果委陵菜) 
『雲南の植物』122
   P. flagellaris (匍枝委陵菜・鷄兒頭苗)
 『中国本草図録』Ⅵ/2651・『中国雑草原色図鑑』94
   ツルキジムシロ P. fragarioides(苺葉委陵菜・雉子筵・滿山紅)
        
 『中国本草図録』Ⅲ/1179・『中国雑草原色図鑑』94
     キジムシロ  var. major(P. sprengeliana)
     エチゴキジムシロ var. togasii
     カラフトキジムシロ var. sprengeriana
   ミツバツチグリ P. freyniana(三葉委陵菜・三葉翻白草)
 『中国本草図録』Ⅲ/1180
     var. sinica(地蜂子)
   P. fruticosa(Pentaphylloides fruticosa,Dasiphora fruticosa;苺葉委陵菜)
     var. arbuscula(P.arbuscura;金露梅)
『雲南の植物』123・『中国本草図録』Ⅷ/3633
     キンロバイ var. rigida(金露梅)
     ギンロバイ var. manschurica(var.leucantha, P.davurica;銀露梅)
   P. fulgens (西南委陵菜・銀毛委陵菜) 
『中国本草図録』Ⅱ/0598
   P. glabra(銀露梅)
『雲南の植物』123・『中国本草図録』Ⅷ/3634
   P. griffithii (紅地楡・雲南翻白草)
 『中国本草図録』Ⅴ/2142
     var. velutina(長柔毛委陵菜・翻白葉・地皮風)
   P. inquinans(白花委陵菜) 『中国本草図録』Ⅸ/4166
   P. lancinata(麗江委陵菜)
『雲南の植物Ⅰ』132・『雲南の植物』124
   P. leuconota (銀葉委陵菜・錦綫鏢・錦標草・澁草)
 『中国本草図録』Ⅳ/1669
   P. leucophylla(白葉委陵菜)
 『中国本草図録』Ⅵ/2653
   P. longifolia(腺毛委陵菜)『中国雑草原色図鑑』94
   ミヤマキンバイ P. matsumurae
     ケミヤマキンバイ var. lasiocarpa
     アポイキンバイ var. apoiensis
     ユウバリキンバイ var. yuparensis
   チシマキンバイ P. megalantha
   メアカンキンバイ P. miyabei
   オオツキンバイ P. morrisonensis(玉山金梅)
 臺灣産
   P. multicaulis (多莖委陵菜)
   P. multifida (多裂委陵菜) 『中国本草図録』Ⅸ/4167
   P. nepalensis
ヒマラヤ原産
   ヒロハノカワラサイコ P. nipponica
   P. nitida
アルプス・ドロミテ・アペニン原産
   ウラジロキンバイ P. nivea(雪白委陵菜)
   エゾノミツモトソウ P. norvegica
 ヨーロッパ・北アメリカ原産、
       日本には明治時代に渡来、北海道・長野県に帰化
   P. nudicaulis(大委陵菜) 『中国本草図録』Ⅸ/4168
   クロバナロウゲ P. palustris(Comarum palustre;沼委陵菜)
        
 クロバナロウゲ属 Comarum として独立させることがある
   P. paradoxa(伏委陵菜・仰臥委陵菜・旱蓮草)
        
『中薬志Ⅲ』pp.101-107、『中国本草図録』Ⅵ/2654
   P. parvifolia(Pentaphylloides parvifolia,Dasiphora parvifolia;小葉金老梅)
        
 『中国本草図録』Ⅴ/2134・Ⅷ/3630・『雲南の植物』124
   オオヘビイチゴ P. recta
南欧原産、栽培品から逸出帰化
   P. reptans (匍匐委陵菜・細蔓委陵菜・金棒錘・金金棒・小五爪龍)
     var. sericophylla(絹毛匍匐委陵菜・金金棒)
        
 『中国本草図録』Ⅶ/3151・『中国雑草原色図鑑』95
   テリハキンバイ P. riparia
   P. saundersiana (釘柱委陵菜)
   P. sishanensis (西山委陵菜)
   P. stenophylla(狹葉委陵菜)
『雲南の植物』124・『中国本草図録』Ⅷ/3635
   ツルキジムシロ P. stolonifera
   オヘビイチゴ P. sundaica var. robusta(P. kleiniana;
        P. kleiniana ssp. anemonefolia;蛇含委陵菜・蛇含・五爪龍)
   オキジムシロ P. supina (朝天委陵菜)
        
ヨーロッパ原産、日本には20c.半ばに帰化。『中国雑草原色図鑑』92
   P. tanacetifolia (菊葉委陵菜) 『中国本草図録』Ⅸ/4169・『中国雑草原色図鑑』95
   エチゴキジムシロ P. togasii
   エチゴツルキジムシロ P. toyamensis
   P. utilis(靑刺尖・扁核木)
 『中国本草図録』Ⅴ/2143
   P. viscosa (腺毛委陵菜・粘委陵菜) 『中国本草図録』Ⅶ/3152
   ツルキンバイ P. yokusaiana

 
(この表には ツルキジムシロの名が重出する。異同は確認していない。)
 本属のうち、灌木状になるものをキンロバイ属 Pentaphylloides(Dasiphora;金露梅屬)として独立させることがある。
 バラ科 Rosaceae(薔薇科) バラ亜科 Rosoideae(薔薇亞科)については、バラ亜科を見よ。
 和名は、根生葉が丸く広がるのを、雉が坐る筵に擬えて。
 属名はラテン語で「力強い」。この仲間に強い薬効があると考えられたことから。
 種としては、日本・朝鮮・中国・シベリアに分布、変異が多い。
 地上部を薬用にする。



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