かわらさいこ (河原柴胡) 

学名  Potentilla chinensis
日本名  カワラサイコ
科名(日本名)  バラ科
  日本語別名  ウラジロ、ウラカゼグサ
漢名  委陵菜(イリョウサイ, wěilíngcài)
科名(漢名)  薔薇(ショウビ,qiángwēi)科
  漢語別名  毛鷄腿子、野鷄膀子、蛤蟆草、山蘿葡、翻白草(ホンハクソウ, fānbáicăo)、白頭翁
英名  Chinese cinquefoil

2008/04/15 小石川植物園

2024/05/24 植物多様性センター 

2007/06/19 小石川植物園

2023/06/21 植物多様性センター 
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2008/08/18 明治薬科大学薬草園

 2023/10/03 植物多様性センター

 キジムシロ属 Potentilla(委陵菜 wěilíngcài 屬)の植物については、キジムシロ属を見よ。
 和名は、根が柴胡(さいこ,ミシマサイコ)に似ることから。
 『大和本草』に、「鷄腿兒(カハラサイコ) 一名翻白菜、本草綱目二十七卷救荒本草五十一卷ニノセタリ・・・今按俗ノ所謂河原柴胡ハ柴胡ト各別ノ物ナリ・・・」とあるものはツチグリ。 
 本州・四国・九州・朝鮮・臺灣・江蘇・安徽・江西・兩湖・兩廣・四川・貴州・雲南・チベット・陝甘・華北・遼寧・吉林・黑龍江・モンゴリア・アムール・ウスリーに分布。
 埼玉県では準絶滅危惧(NT)。
 中国では、嫩葉を食用にし、全草を委陵菜(イリョウサイ,wěilíngcài)と呼び薬用にする。
 また北部では、全草・根をツチグリ Potentilla discolor(翻白草,ホンハクソウ,fānbáicăo)の代用にする。江西では、根・全草を白頭翁(ハクトウオウ,báitóuwēng)として用いる。
   
『中薬志Ⅲ』pp.246-251 『全国中草葯匯編』上/548-549 『(修訂) 中葯志』IV/465-468
 日本では、根を紅柴胡、全草を翻白草と呼び、薬用にする。

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