いぶきとらのお (伊吹虎尾) 

学名  Bistorta major var. japonica (B.officinalis ssp.japonica, Polygonum bistorta ssp.japonicum)
日本名  イブキトラノオ 
科名(日本名)  タデ科
  日本語別名  ヤナギソウ、エビクサ、ヤマダイオウ
漢名  拳蓼(ケンリョウ,quanliao)
科名(漢名)  蓼科
  漢語別名  紫參(シシン,zishen)、拳參(ケンシン,quanshen)、刀剪藥(トウセンヤク,daojianyao)、破傷藥、疙瘩參、蝦參・山蝦子、回頭參、山柳柳、石蠶、刀槍藥、馬峰七、
英名  Bistort, Snakeweed
2007/04/19 薬用植物園
2008/07/24 長野県霧が峰

2007/05/08 小石川植物園

2007/05/10 薬用植物園

 日本産は、var. japonica。
 イブキトラノオ属 Bistorta には、次のようなものがある。
   アブクマトラノオ B. abukumensis
   ナンブトラノオ B. hayachinensis(Polygonum hayachinensis)
   B. lapidosum(Polygonum bistorta,P.lapidosum;石生蓼・拳蓼・拳參・紫參・
        重樓・倒根草・刀槍藥・草河車・蚤休)
『中薬志Ⅰ』pp.403-407
   B. macrophylla
中国(中・西部)・ヒマラヤ・アッサムに分布。『週刊朝日百科 植物の世界』4-214
   イブキトラノオ B. major (拳蓼)『中国本草図録』Ⅰ/0039・『中国雑草原色図鑑』20
   B. officinalis
     ssp. japonica → B. major
     エゾイブキトラノオ ssp. pacifica(B.pacifica)
   Polygonum paleaceum (草血竭・紅莖蓼)
 『中国本草図録』Ⅴ/2060
   B. perpusilla
ヒマラヤ産。『週刊朝日百科 植物の世界』7-212
   Polygonum sphaerostachyum(圓穗蓼)
   クリンユキフデ B. suffulta (Polygonum suffultum;支柱蓼・紅三七・九牛造)
   ハルトラノオ B. tenuicaulis(Polygonum tenuicaule)
   ムカゴトラノオ B. vivipara (Polygonum viviparum;珠芽蓼)
         『雲南の植物』73・『中国本草図録』Ⅲ/1091 
 タデ科 Polygonaceae(蓼科)については、タデ科を見よ。
 和名虎の尾は、花の形から。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)紫参及び源順『倭名類聚抄』(ca.934)紫參に、「和名知々乃波久佐」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』8
(1806)に、紫參は「チゝノハグサ ハルトラノヲ イロハサウ尾州」、同9 拳參は「ヤナギサウ ヱビクサ イブキトラノヲ ヤマダイワウ」と。
 參(シン,shen1)の字義は、オタネニンジンの訓を見よ。
 北半球の温帯・寒帯(中国では福建・湖北・貴州以北)に分布。
 埼玉では絶滅危惧ⅠA類(CR)。
 葉は蔬菜とし、根茎はまた救荒食にする。
 中国では、イブキトラノオ、B.lapidosum(石生蓼)及び Polygonum manshuriense(耳葉蓼)の根茎を 拳參(ケンシン,quanshen)と呼び、薬用にする。また、地方によりムカゴトラノオ・P.attenuatum(毛耳葉蓼)・P.alopecuroides(狐尾蓼)・P.pacificum(太平洋蓼)・P.sphaerostachym(圓穗蓼)などを、同様に用いる。
 また紫參は、今日では拳參と同物異名。

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