ひつじぐさ (未草) 

学名  Nymphaea tetragona (N.tetragona var.angusta, N.tetragona var.crassifolia, N.tetragona var.minima, N. crassifolia)
日本名  ヒツジグサ
科名(日本名)  スイレン科
  日本語別名  
漢名  睡蓮(スイレン,shuìlián)
科名(漢名)  睡蓮(スイレン,shuìlián)科
  漢語別名  子午蓮(シゴレン,ziwulian)、野生睡蓮、矮睡蓮、侏儒睡蓮
英名  Pygmy waterlily
2009/05/10 13:21   薬用植物園 

2007/05/26 13:20   薬用植物園

2008/05/04 15:33   薬用植物園
2007/10/08 11:41   同上
 被子植物の分類については、被子植物 Angiospermae を見よ。
 スイレン科 Nymphaeaceae(睡蓮 shuìlián 科)には、5-6属 約60-80種がある。
   Barclaya(合瓣蓮屬) マレーシア乃至インドに4種
   オニバス属 Euryale(芡屬)
 1属1種
   コウホネ属 Nuphar(萍蓬草屬)
   スイレン属 Nymphaea(睡蓮屬)
   オオオニバス属 Victoria(王蓮屬)

 スイレン科 Nymphaeaceae(睡蓮科)には、ジュンサイ科
(ハゴロモモ科)を含める場合がある。
 スイレン属 Nymphaea(睡蓮 shuìlián 屬)には、世界各地の熱帯乃至温帯に約40-60種が分布する。
   セイヨウスイレン N. alba(白睡蓮)
ヨーロッパ・北アフリカ産
     var. rubra(紅睡蓮)
   ルリスイレン N. caerulea
北アフリカ原産
   N. candida(雪白睡蓮)
   ケープスイレン N. capensis
   アサギスイレン N. flavovirens
   N. gigantea
オーストラリア産
   ヨザキスイレン N. lotus(齒葉睡蓮)
         アフリカ北部原産。古代エジプトの壁画に描かれたもの。『週刊朝日百科 植物の世界』9-10
   キバナスイレン N. mexicana(黃睡蓮)
   ホシザキスイレン N. nouchali(N.lotus var.pubescens, N.stellata;
         延葯睡蓮・藍睡蓮)
湖北・海南島から旧世界の熱帯・亜熱帯に産 『中国本草図録』Ⅵ/2574
   ニオイスイレン
(ニオイヒツジグサ) N. odorata(香睡蓮)
     アメリカスイレン subsp. tuberosa(N.tuberosa)
   アカバナヒツジグサ N. rubra
インド・インドシナ・マレシア産 『週刊朝日百科 植物の世界』9-11
   ヒツジグサ N. tetragona(N.tetragona var.angusta, N.tetragona var.crassifolia,
         N.tetragona var.minima, N.crassifolia;睡蓮)
         『中国雑草原色図鑑』59・『週刊朝日百科 植物の世界』9-9 
     エゾベニヒツジグサ var. erythrostigmatica
    
 日本名のスイレンは、スイレン属 Nymphaea(睡蓮 shuìlián 屬)の植物の総称。漢名の睡蓮(スイレン, shuìlián)は、属名のほか、種名としてヒツジグサをも指す。
 園芸植物としてのスイレンは、スイレン属の植物の園芸品種で、ヒツジグサと直接の関係はない。
 日本名のヒツジグサは 未の刻(午後2時頃)に花を開くというので、漢名の子午蓮は 正午頃に花を開くというので、このように呼ぶ。実際には、この花が開く時刻には幅があるという。
 また、花は午後6時ごろに閉じ、三四日は開閉を繰り返すので、睡蓮という。
 『大和本草』に、「睡蓮(ヒツシクサ) ヒツシクサハ京都ノ方言ナリ、此花ヒツシノ時ヨリツホム」と。   
 広くアジア・北アメリカに分布し、スイレン属の中では耐寒性があり、日本やロシアにも自生する。中国では北は東北から南は雲南まで分布する。日本ではときに観賞用に栽培される。
 今日では、スイレンとして栽培しているものは ほとんどすべて外国産の園芸品種。

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