かまつか (鎌柄)
学名 |
Pourthiaea villosa (Photinia villosa) |
日本名 |
カマツカ |
科名(日本名) |
バラ科 |
日本語別名 |
ウシコロシ(牛殺)、ムシコリ、ウシノハナギ |
漢名 |
毛葉石楠(モウヨウセキナン,maoyeshinan) |
科名(漢名) |
薔薇(ショウビ,qiángwēi)科 |
漢語別名 |
小葉落葉石楠(ショウヨウ ラクヨウセキナン, xiăoyè luòyèshínán)、柔毛石楠(ジュウモウセキナン,roumaoshinan) |
英名 |
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2024/03/21 薬用植物園 |
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2009/04/09 神代植物公園 |
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2021/04/09 小平市玉川上水緑地 |
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2021/04/16 同上 |
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2007/04/15 神代植物公園 |
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2007/04/29 同上 |
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2023/04/20 町田市野津田 |
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2007/05/08 小石川植物園 |
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2011/06/25 茅野市北山 |
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2007/05/12 神代植物公園 |
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2024/05/17 同上 |
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2024/06/08 武蔵村山市岸 |
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2021/10/28 小平市 玉川上水緑地 |
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2021/12/02 小平市玉川上水緑地 |
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2023/12/03 薬用植物園 |
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辨 |
カマツカ(標準) Pourthiaea villosa var. villosa は、毛の多少により次の3変種に区別することがある。
ワタゲカマツカ var. villosa
カマツカ(狭義) var. laevis
ケカマツカ var. zollingeri
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カマツカ属 Pourthiaea(落葉石楠 luòyè shínán 屬)には、東アジアに約10-20種がある。
〔カナメモチ属 Photinia(石楠 shínán 屬)に含める考え方もある。〕
P. arguta(Photinia arguta;中華落葉石楠・鋭齒石楠) 雲南・インドシナ・東ヒマラヤ産
P. beauverdiana(Photinia beauverdiana;中華石楠)
河南・陝西・華東・兩湖・兩廣・四川・貴州産 『雲南の植物Ⅱ』111
セイバンカマツカ var.notabilis(厚葉中華石楠・臺灣老葉兒樹)
タイワンカナメモチ P. lucida(Photonia lucida, Pyrus pourthiaea;
臺灣石楠) 臺灣産 P.argutaのシノニムとする説もある
P. schneideriana(Photinia schneideriana;絨毛石楠)
浙江・江西・福建・廣東・兩湖・四川・貴州産
カマツカ P. villosa(毛葉石楠・小葉落葉石楠・細毛扇骨木)
セイスイカマツカ var. chingshuiensis(Photinia chingshuiensis;淸水石楠)
ナガエカマツカ var. longipes 対馬・朝鮮南部産
シマコバノカマツカ var. parvifolia(var. sinica, P.kankaoensis,
P.parvifolia var.kankoensis;無毛毛葉石楠)
陝甘・華東・兩湖・兩廣・四川・貴州産)
カマツカ(ワタゲカマツカ・ケカマツカ) var. villosa(Photinia villosa;
毛葉石楠)
ミキノカマツカ(キミノワタゲカマツカ) f. aurantiaca 四国産
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バラ科 Rosaceae(薔薇 qiángwēi 科)については、バラ科を見よ。 |
訓 |
「材頗ル粘靱ニシテ堅ク、鎌ノ柄ニ用ヰラルルニ由リ鎌柄ノ名ヲ得、又牛ノ鼻ニ綱ヲ通ズ時此木ヲ以テ鼻障ニ孔ヲ穿ツヨリ牛殺しト稱ス」(『牧野日本植物図鑑』)。 |
説 |
北海道・本州・四国・九州・朝鮮・河南・甘肅・山東・華東・兩湖・廣東・貴州・雲南に分布。 |
誌 |
新芽や熟した果実を食用にする。 |
清少納言『枕草子』第67段「草の花は」に、「また、わざととりたてて人めかすべくもあらぬさまなれど、かまつかの花らうたげなり。名もうたてあなる。雁の来る花とぞ文字には書きたる」とあるかまつかは、「雁の来る花とぞ文字には書」くというのが雁来紅のことであるとすれば、ハゲイトウ(あるいはケイトウか)であろう。 |
2004/04/19 同上 |
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