ひとつばたご (一葉たご) 

学名  Chionanthus retusus
日本名  ヒトツバタゴ
科名(日本名)  モクセイ科
  日本語別名  ナンジャモンジャ
漢名  流蘇樹(リュウソジュ,liúsūshù)
科名(漢名)  木樨(ボクセイ,mùxī)科
  漢語別名  茶葉樹(チャヨウジュ,cháyèshù)、牛筋子(ギュウキンシ,niújīnzĭ)、烏金子(ウキンシ,wūjīnzĭ)、炭栗木(タンリツボク,tànlìmù)
英名  Chinese fringe tree

2006/05/05 調布市 深大寺
2007/04/29 同上

2007/05/03 薬用植物園

2010/05/17 文京区湯島 麟祥院 
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2007/06/20 薬用植物園

2023/08/26 植物多様性センター 
 2023/10/03 同上

2006/12/03 深大寺

2023/02/18 薬用植物園 

 ヒトツバタゴ属 Chionanthus(流蘇樹 liúsūshù 屬)には、熱帯・亜熱帯に約60-80種がある。
      incl.Linociera

  C. ramiflorus(Linociera ramiflora;枝花流蘇樹・枝花李欖・黑皮插柚紫)
         
臺灣・廣西・四川・貴州・雲南から,熱帯&亜熱帯アジア・豪州東北部産
  ヒトツバタゴ C. retusus(流蘇樹)
 『雲南の植物Ⅱ』205
  アメリカヒトツバタゴ C. virginicus
USA東南部産
   
 モクセイ科 Oleaceae(木樨 mùxī 科)については、モクセイ科を見よ。
 和名は水谷豊文の命名。「和名ハ一葉たごノ意ニシテたごハとねりこノ一名ナリ、とねりこノ葉ハ羽狀複葉ナレドモ此樹ノ葉ハ一片ノ單葉ナレバ一葉とねりこノ意ニテカク云フ」(『牧野日本植物図鑑』)。
 ナンジャモンジャという名の由来は、下記の誌を見よ。
 学名の属名は、「雪の花」。
 本州木曽川流域・対馬・朝鮮半島・臺灣・華東・華北・陝甘・兩湖・廣東・四川・貴州・雲南に分布。
 日本に於る自生の株数は約200であり、絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
 珍しくて種類がよくわからない木を なんじゃもんじゃ(「何というものだ」の意)と呼ぶことは、関東にいくつか例がある、と云う。有名なところでは、千葉県香取郡神埼町神崎神社のクスノキ、明治神宮外苑のヒトツバタゴ、筑波山のアブラチャンなど。
 そのうち神宮外苑の例は、むかしここが江戸青山六道の嶋であったころ、人家に植えられていたもの。当時からなんじゃもんじゃと呼ばれていた。



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