たおやめ(手弱女)

 学名  Cerasus Sato-zakura Group 'Taoyame' (C.lannesiana 'Taoyame', Prunus lannesiana 'Taoyame')
 和名  サトザクラ '手弱女'
2023/03/29 神代植物公園 

2006/04/07 跡見学園女子大学新座キャンパス (以下同)
    1965京都の佐野藤右衛門より導入。
2006/04/09
2004/11/06

 オオシマザクラヤマザクラの種間雑種。  
 サトザクラ Cerasus Sato-zakura Group については、サトザクラを見よ。
 サクラ属 Cerasus(櫻 yīng 屬)については、サクラ属を見よ。
 「たおやめ」とは、たわやかな (たわむような、しなやかな、やさしい、嫋(たお)やかな) 女の意。
 『日本書紀』巻6垂仁天皇87年の条に、大中姫(おほなかつひめ)の言葉として「吾は手弱女なり」とあり、『倭名類聚抄』はこれを太乎夜米(たをやめ)と訓む。
 明治時代から記録がある。
 原木は京都の平野神社にある。1927以来 佐野藤右衛門により増殖された。全て同一クローン。
   『万葉集』に、

   大夫
(ますらを)もかく恋ひけるを
     幼婦
(たわやめ)の恋ふる情(こころ)に比(たぐ)ひあらめやも  (4/582,坂上郎女)
   ひぐらし
(晩蝉)は時と鳴けども
     かた恋に手弱女我はとき
(時)わかず哭く (10/1982,読人知らず)
   あはむひ
(日)のかたみにせよと
     たわやめ
(手弱女)のおもひみだれてぬ(縫)へるころも(衣)そ 
         
(12/3753,狭野弟上娘子)
 

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