しながわはぎ (品川萩)

学名  Melilotus officinalis ssp. suaveolens (=M. suaveolens)
日本名  シナガワハギ
科名(日本名)  マメ科
  日本語別名  エビラハギ(箙萩)
漢名  草木犀(ソウモクセイ,caomuxi)
科名(漢名)  豆(トウ,dou)科
  漢語別名  野苜蓿(ヤモクシュク,yemuxu)、辟汗草(ヘキカンソウ,pihancao)
英名  Yellow sweet clover, Daghestan sweet clover
2008/05/04 薬用植物園

2008/05/22 薬用植物園

2007/07/21 薬用植物園

2008/06/19 薬用植物園


 かつて、シナガワハギ M. suaveolens・セイヨウエビラハギ M. officinalis・シロバナシナガワハギ M. albus は 別種とされてきた。しかし、日本では 今ではこれらを同種とする(『日本の帰化植物』など)。すなわち、

   M. officinalis
     セイヨウエビラハギ ssp. officinalis
       ヒシバシナガワハギ var. micranthus
     シナガワハギ
(エビラハギ) ssp. suaveolens(M.suaveolens)
     シロバナシナガワハギ
(コゴメハギ) ssp. albus(M.albus)

 但し、『中国高等植物図鑑』は旧説により、以下を区別する。
   M. officinalis
(黄香草木犀・墨里老篤・金花草・黄甜車軸草・黄陵零香)
         
中国(四川・長江以南)に野生
   M. suaveolens
(草木犀・野苜蓿・辟汗草) 広くユーラシアに分布。『中国雑草原色図鑑』110
   M. albus
(白香草木犀・白甜車軸草・金花草・白草木犀) 西アジア原産。『中国雑草原色図鑑』109 
 シナガワハギ属 Melilotus(草木犀屬)には、上記のほか、次のようなものがある。
   セイタカコゴメハギ M. altissimus
 ヨーロッパ原産 
   M. dentatus(細齒草木犀)
 中国(河北・山東・山西・陝西)原産、『中国本草図録』Ⅱ/0632 
   コシナガワハギ M. indicus(印度草木犀・野苜蓿・郎日巴花)
 地中海地方原産 
 マメ科 LEGUMINOSAE(FABACEAE;豆科)については、マメ科を見よ。
 そのマメ亜科 Papilionoideae(Faboideae;蝶形花亞科)乃至マメ科 Papilionaceae(Fabaceae;蝶形花科)については、マメ亜科を見よ。
 和名は、品川(東京都)に野生していたことからという。
 広くユーラシア大陸に分布、牧草として用いる。
 日本にあるものは自生か帰化か不明。
 『草木図説』
(1856)にエビラハギとして、『草木図説増訂版』(1874)にシナガワハギとして記載。
 植物体にクマリンを含み、芳香がある。ただし腐敗醗酵すると生じるジクマロールは、強い溶血性を持ち、有毒。
 中国では、シナガワハギ M. suaveolens(草木犀)の全草を辟汗草(ヘキカンソウ,pihancao)と呼び、根を臭苜蓿根(シュウモクシュクコン,choumuxugen)と呼び、薬用にする。
 また、貴州・陝西などでは、同属の
   M. indicus (印度草木犀・蛇蛻草)
   M. albus (白香草木犀・白花草木犀)
を、辟汗草として用いる。
 なお、四川・貴州・雲南では、莢果を地膚子の代用にする。
 西方では、古代エジプト・ギリシア以来薬用に用いる。乾燥した花・葉は茶として飲む。



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