さんな (山奈)
学名 |
Hedychium spicatum |
日本名 |
サンナ |
科名(日本名) |
ショウガ科 |
日本語別名 |
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漢名 |
草果藥(ソウカヤク,căoguŏyào) |
科名(漢名) |
薑(姜,キョウ,jiāng)科 |
漢語別名 |
長穗薑花(チョウスイキョウカ,chángsuì jiānghuā)、白草菓(ハクソウカ,báicăoguŏ)、土良薑(ドリョウキョウ,tŭliángjiāng)、野薑 |
英名 |
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2010/08/24 富山県薬用植物指導センター 「Hedychium spicatum」 サンナ」と表示 |
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なお、IPNI及び『週刊朝日百科 植物の世界』10-188所載の Hedychium spicatum は、花色は白。 |
『中国本草図録』Ⅴ/2431所載のものは、花色は緋色。 |
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辨 |
ハナシュクシャ属 Hedychium(薑花 jiānghuā 屬)の植物については、ハナシュクシャ属を見よ。 |
訓 |
かつて薬学者中尾万三(1882-1936)は、漢方薬山奈(サンナ,shānnài)・山柰(サンダイ,shānnài)をこの Hedychium spicatum であるととなえたことがあり、今日の和名はその名残り。
漢名を山奈・山柰というものは本種ではなく、バンウコンK.galanga(山柰・沙薑)である。 |
漢名を草果(ソウカ,căoguŏ)と呼ぶ植物は、ショウガ科 ソウカ属 Lanxangia のソウカ(草果) L.tsao-ko(Amomum tsao-ko;草果)、これも著名な漢方薬。 |
説 |
四川・貴州・雲南・チベット・ヒマラヤの、海抜1000-3000mの林中に分布する。 |
誌 |
中国では、根状の茎・果実を土良薑(ドリョウキョウ,tŭliángjiāng)と呼び薬用にする。 『全国中草葯匯編』下/25-26 |
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