むゆうじゅ (無憂樹)
学名 |
Saraca asoka |
日本名 |
ムユウジュ |
科名(日本名) |
マメ科 |
日本語別名 |
アショーカジュ(アショーカノキ) |
漢名 |
無憂花(ブユウカ,wúyōuhuā,むゆうか) |
科名(漢名) |
豆(トウ,dòu)科 |
漢語別名 |
阿輸迦(アシュカ,ashujia)、無憂 |
英名 |
Asoka tree, Sorrowless tree |
2005/05/07 薬用植物園 (温室) |
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2006/08/12 薬用植物園 (温室) |
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辨 |
ムユウジュ属 Saraca(無憂花 wúyōuhuā 屬)には、兩廣・四川・貴州・雲南から熱帯アジアに11(-20)種がある。
ムユウジュ(アショーカノキ) S. asoka(無憂花・無憂樹)
S. declinata(垂枝無憂花)
S. dives(S.chinensis, S.thaipingensis;中國無憂花・雲南無憂花・四方木)
廣西・雲南産 『雲南の植物Ⅲ』136 『中国本草図録』Ⅲ/1220 『全国中草葯匯編』下/192
S. griffithiana(雲南無憂花) 雲南・ミャンマー産
S. indica(印度無憂花) インドシナ・マレーシア産
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マメ科 Leguminosae(Fabaceae;豆 dòu 科・荳科)については、マメ科を見よ。 |
訓 |
サンスクリット名をアショーカ asoka といい、これを漢訳仏典に阿輸迦(アシュカ,ashujia)・阿叔迦(アシュクカ,ashujia)と音写し、無憂・無憂樹・無憂華と意訳する。
漢名・和名・英名は、これによる。 |
説 |
雲南・インド・ミャンマー・マレーシア・ベトナムなどに分布。 |
誌 |
ボダイジュ・サラソウジュとともに、仏教の聖樹の一。伝説によれば、
古代インドのシャカ Saka(釈迦)族の王シュドダナ Suddhodana(浄飯王,ジョウボンオウ)には、コーリヤ族から迎えたマーヤー Maya(摩耶夫人,マヤブニン)という妻がいた。マーヤーは、妊娠して 出産のために里帰りする途中、ルンビニー園 Lumbinivana(藍毘尼苑,ランビニオン)で休憩した。マーヤーが、アショーカの木に手をかけたとき、陣痛が起り、立ったまま その右腋から男の子を産んだ。 |
B.C.566年ないしはB.C.463年の出来事と言われ、生まれた王子はゴータマ・シッダールタ Gautama Siddhartha、後に悟りを開いてブッダ
Buddha(仏陀)となり、仏教の創始者となった人(いわゆる釈迦・釈尊)である。
ただし、南伝仏教では、マーヤーが手をかけた木はシャーラ樹(娑羅)であったという。 |
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ヒンドゥー教でも聖木の一。 |
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