はるじおん (春紫菀)
学名 |
Erigeron philadelphicus |
日本名 |
ハルジオン |
科名(日本名) |
キク科 |
日本語別名 |
ハルシオン(春紫菀)、ベニバナヒメジョオン(紅花姫女菀) |
漢名 |
春飛蓬(シュンヒホウ,chūnfēipéng) |
科名(漢名) |
菊(キク,jú)科 |
漢語別名 |
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英名 |
Philadelphia fleabane, Philadelphia daisy |
2006/12/14 神代植物公園 |
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2009/04/30 薬用植物園 |
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2006/05/05 神代植物公園 |
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2006/05/05 神代植物公園 |
2007/04/10 小石川植物園 |
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辨 |
アズマギク属(ムカシヨモギ属) Erigeron(飛蓬 fēipéng 屬)については、アズマギク属を見よ。 |
ヒメジョオンとの区別は、 |
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茎:ハルジオンは中空、開出した軟毛がある。
ヒメジョオンは中実(髄は白色)、粗毛がある。
根出葉: ハルジオンは長楕円形~箆型、有翼の柄があり、
花時にも残る。
ヒメジョオンは、長柄があり卵型、花時には枯れる。
茎葉:ハルジオンは、長楕円形、基部は耳型、茎を抱く。
ヒメジョオンは、卵型~倒披針形、まばらな鋸歯があり、
無柄。茎を抱かない。
花序:ハルジオンは蕾のとき茎とともにうなだれる。
ヒメジョオンは直立。
花期:ハルジオンは4―8月、
ヒメジョオンは6―10月。 |
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訓 |
和名は、春ざきのシオン(紫菀)、牧野富太郎の命名。
ヒメジョオン(姫女菀)と、名も姿形も似ているため、はるじょおん(春女菀)と呼ばれることがあるが、誤り。
菀の字義について、また菀と苑の通用の好ましからざることについて、シオンの訓を見よ。(『改訂新版 日本の野生植物』が、ハルジオンについて「和名は漢字で〈春紫苑〉」、ヒメジョオンについて「和名は漢字で〈姫女菀〉」と記すに至っては、幾重にも問題がある。) |
説 |
北アメリカ亜寒帯からUSAに分布。歐洲・東アジアに帰化。
日本では1920年ころ小石川植物園から逸出したという。第二次世界大戦前に関東に、戦後には関西に広がった。 |
誌 |
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