辨 |
ボタンウキクサ属 Pistia(大薸 dàpiáo 屬)は、1属1種。 |
サトイモ科 Araceae(天南星 tiānnánxīng 科)については、サトイモ科を見よ。 |
訓 |
英名は、形がレタスに似ることから、ただし食用にはならない。 |
説 |
広く世界の熱帯・亜熱帯に分布。一説に、南アフリカ原産。
水槽で栽培する場合直径10cm程度、野外の池沼では40cm以上に生長する。 |
中国では、各地で観葉植物として栽培。
また長江以南では、池塘・水田で飼料用・薬用に栽培。 |
日本には、1920sから園芸植物として導入。
沖縄・小笠原で逸出し、野生化。1990年代後半ころから、関東以西に帰化、九州北部の用水路で大発生し、有害な雑草となった。そのため、外来生物法(2005)により「特定外来生物」に指定され、一般の栽培は禁止、必要な場合は防除、とされている。 |
誌 |
中国では、葉を薬用にする。 『全国中草葯匯編』下49-50
兩廣では、浮萍(正品はウキクサ・コウキクサ)として薬用にする。『中薬志Ⅲ』p.157 『(修訂) 中葯志』IV/590-591 |