よめな (嫁菜)

学名  Kalimeris yomena (Aster yomena)
日本名  ヨメナ
科名(日本名)  キク科
  日本語別名  オハギ・ウハギ(ウワギ)、ハギナ、ヨメガハギ
漢名  
科名(漢名)  
  漢語別名  
英名  
2009/11/05 奈良県明日香村  田の畔で見かけました。ヨメナか?

 ヨメナ属 Kalimeris(馬蘭屬)の植物は、シオン属のノコンギクに近縁。
 東アジアに約10種がある。

   オオユウガギク K. incisa(Aster incisus;裂葉馬蘭)
       
日本(本州愛知以西・四国・九州)・朝鮮・中国(東北・華北)・シベリアに分布
   コヨメナ K. indica(Aster indicus;馬蘭・馬蘭頭・鷄兒腸・紅管葯・路邊菊・田邊菊)
      
 日本(四国・九州・琉球・小笠原)・朝鮮(南部・済州島)・中国(中南部)・臺灣
      
インドシナ・インドに分布。『中国本草図録』Ⅳ/1889・Ⅶ/3378
   K. integrifolia(金葉馬蘭・金葉鷄兒腸・野粉團花)
      
 『中国本草図録』Ⅵ/2898・『中国雑草原色図鑑』258
   K. lautureana(山馬蘭・山野粉團花) 
『中国本草図録』Ⅳ/1890
   K. marchandii 
中国(四川)産。オオバヨメナに似て葉が尖らない。
   オオバヨメナ K. miqueliana(Aster miqueliana) 
日本(四国・九州)に分布
   K. mongolica(Aster mongolicus;北方馬蘭)
   ユウガギク K. pinnatifida(Aster iinumae) 日本(本州近畿以北)に分布
   カントウヨメナ K. pseudoyomena 
日本(本州関東以北)に分布
   K. shimadae(毡毛馬蘭)
   ヨメナ(ウハギ・オハギ・ハギナ) K. yomena(Aster yomena) 
 ミヤマヨメナは、別のミヤマヨメナ属 Miyamayomena。
 野にさく、いわゆる野菊一般について、野菊を見よ。
 キク科 Compositae(菊科)の植物については、キク科を見よ。
 ハギは、ヨメナの古名。
 ヨメナは、嫩葉を食用にして美味、かつ花が美しいことから、という。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)に、草蒿及び薺蒿一名莪蒿は「和名於波岐」と。
 源順『倭名類聚抄』
(ca.934)薺蒿に、「和名於八木」と。
 オオユウガギク K.incisa(2n=72,朝鮮から九州に入る)とコヨメナ K.indica(2n=54,南方から日本に入る)が交雑して、九州でヨメナ K.yomena(2n=63)ができたという。
 日本の、本州(中部地方以西)・四国・九州に分布。
 山野の湿った場所や道端に、極めて普通に生える。

 中国の上海にあるものは、日本からの帰化品という。
 若芽を蔬菜とする。
 『万葉集』に、

   妻もあらば採みてたげまし佐美の山野の上のうはぎ過ぎにけらずや
     
(2/221,柿本人麻呂)
   春日野に煙立つ見ゆをとめらし春野のうはぎ採みて煮らしも
     
(10/1879,読人知らず)
 

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